インパクトで左腰が上がるのは腰の回転が足りていないから
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。スウィングの悩みって尽きないですが、僕の悩みのひとつはインパクトで左サイドが浮いてしまうこと。そのせいでフェースが開き気味になるんですよね。週刊ゴルフダイジェスト4/7号の連載「GOLF GYM」に僕と同じような悩みを相談している読者の方がいたので、その解決方法を試してみることにしました。

読者の悩みをプロがマンツーマンで解決する企画「GOLF GYM」は週刊ゴルフダイジェストで連載中
今回のお悩みは「どうしてもインパクトで左腰が上がります」というもの。同じような悩みの人も多いんじゃないでしょうか。今回指導をしてくれている大和田紗羅プロによると、その原因は「上体を先に動かしすぎ」ということだそうです。ダウンスウィングで腰の先行回転が弱いために、インパクトの時に腰がほぼ正面(ボール方向)を向いているということです。インパクト時には腰が30~45度程度開いているのが理想だそうです。腰の回転が足りていないために左腰が上がったり、上体が伸び上がったりするということなんですね。確かに僕もその傾向があると思います。でもどうすれば腰をしっかりと回転させられるのかがわからないんですよね。

インパクトの時に左腰が上がってしまうのは、上体を先に動かしすぎというのが原因だそうです
「腰」ではなく「お腹」を意識して回す
大和田プロによると、トップまで上げたら上体はそのままにして、お腹だけを回すようにするといいそうです。そうすることで下半身が先行回転し、体幹部に強いねじれが発生するんです。そして、そのねじれがスウィングスピードを生み出すということなんですね。「腰」を回転させるというのはよく聞くのですが、「お腹」を回転させるというのはあまり聞いたことがありませんでした。

トップの形はそのままにして、お腹だけを回すようにすると下半身が先行回転し、体幹部に強いねじれが発生する
その感覚を理解するために、まず垂直に立てたクラブを両手で固定し、その状態で腹部だけを回すドリルというのがいいそうです。このドリルをすることで、切り返しで上体を動かさずに、体の中心部を回すという感覚がわかるそうです。

垂直にクラブを立てて両手で固定し、その状態のまま腹部だけを回す
実際にやってみると……
やってみましたが、腹部を回すというイメージでやると、太い軸を中心に回転しているような感覚になります。「腰を回す」というイメージよりも「腹部を回す」の方が、力も入るし、体幹を使えているという感じがします。
その感覚のまま、今度はハーフスウィングドリルをやります。切り返しでお腹を動かすことに集中してボールを打つんです。
やってみましたが、お腹からしっかりと切り返せると、小さいスウィングでもしっかりと厚くて強いインパクトになる感覚がありますね。普段やっているスウィングだと、もっと上体から切り返しているような感覚なので、お腹を意識するとまったく違うスウィングをしているような感覚があります。
ハーフスウィングドリルでお腹から切り返すイメージが出たら、今度は普通のスウィングをします。その時に意識することは、切り返しでお腹を回し始めたら、そのまま回し続けること。フィニッシュではお腹が目標方向を向くようにすることが大事です。

(左)ハーフスウィングでお腹から切り返すイメージでボールを打つ。(右)フルスウィングではフィニッシュまでお腹を回し続け、お腹が目標方向を向くようにする
やってみましたが、しっかりとお腹から切り返しができてフィニッシュまで回ることができると、下半身と上半身の捻転差ができているように感じます。今までのスウィングに比べて、力も溜まっている感じがしました。もちろん左サイドが浮くようなこともなく、しっかりとフィニッシュまで振り切れました。
今回、左腰が浮かないようにするために、お腹から回すスウィングを試してみましたが、これはなかなか良かったです。腰からではなく、お腹を回すというイメージが本当に良かった。お腹を意識することで体幹が意識できて、安定感が増し、力も溜まるような感じがします。
同じような悩みを持っている人は、ぜひ切り返しで「お腹」から回すスウィングを試してみてください。


