女子ゴルフの今季国内ツアー第6戦「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」(10~12日、埼玉県・石坂CC=6580ヤード、パー72)は台湾出身のウー・チャイェンの逃げ切り優勝で幕を閉じた。初Vを達成した昨年の大王製紙エリエールレディス以来の通算2勝目となった。米ツアーを主戦場とする竹田麗央、岩井明愛・千怜姉妹、渋野日向子が参戦し、注目度が高かった3日間を振り返る。
画像: 台湾のウー・チャイェンがツアー2勝目(撮影/大澤進二)

台湾のウー・チャイェンがツアー2勝目(撮影/大澤進二)

初日は稲垣那奈子がトップに立った

画像: 初日は稲垣那奈子がトップに立った(撮影/大澤進二)

初日は稲垣那奈子がトップに立った(撮影/大澤進二)

初日は稲垣那奈子が7バーディ、ボギーなしでコースレコードタイとなる7アンダー「65」を出してスタートダッシュに成功した。昨年初優勝を果たしたリゾートトラストレディスに続く2勝目を目指す25歳は「自分の取りたいホールで(バーディを)取れ、いい流れでラウンドできました。第1日はいいけど、第2日に落とすことがあるので、明日は注意したい。ちゃんと地に足をつけて自分のできることをひとつずつやっていきたいです」と話した。

画像: 初優勝が期待される小林光希(撮影/大澤進二)

初優勝が期待される小林光希(撮影/大澤進二)

1打差2位につけたのは初優勝が期待される小林光希。6バーディ、ボギーなしの6アンダー「66」で回り「今日はショット、パットともによかったので、いいスコアで上がることができました。特にアイアンショットは1メートルくらいに付くことが多かったです」と自分に合格点を与えた。

画像: 「67」をマークした吉田鈴(撮影/大澤進二)

「67」をマークした吉田鈴(撮影/大澤進二)

人気女子プロの吉田鈴も気を吐いた。5バーディ、ボギーなしの「67」をマークし、首位に2打差の3位タイ発進。「パッティングでリズムをつかめました。パーオンも結構できましたし、3メートルくらいのシビアなパッティングも入れることができました。明日からも今日みたいにボギーを打たなければいいスコアにつながると思う」。米ツアーで活躍する姉・優利に追いつけ追い越せが目標だ。

画像: 米ツアー組の岩井、竹田、渋野が出場(撮影/大澤進二)

米ツアー組の岩井、竹田、渋野が出場(撮影/大澤進二)

今大会は米女子ツアーを主戦場にする竹田、岩井ツインズ、渋野も出場した。初日は竹田が3アンダー11位、岩井明愛が2アンダー20位、岩井千怜が1アンダー35位でまとめたのに対し、渋野は1バーディ、2ボギーの1オーバー「73」。「バーディ1個かよ。みたいなね」とおどけながらも言外に悔しさをにじませた。

2日目は前年覇者の安田祐香が2位に浮上

画像: ウーが8アンダーでトップに浮上(撮影/大澤進二)

ウーが8アンダーでトップに浮上(撮影/大澤進二)

2日目は初夏を思わせるような好天に恵まれ、スコアを伸ばす選手が多かった。なかでも昨年初優勝を果たしたウー・チャイェンが1イーグル、5バーディ、3ボギーの4アンダー「68」で回り、通算8アンダー単独首位へ浮上。「暑い中、68で回れてうれしいです。1番ホールでイーグルが取れて、最後17、18番でもバーディが取れたので、満足しています。明日はたくさんバーディが取れるように優勝を目指して頑張ります」と目線を上げた。

画像: 昨年覇者安田祐香が2位に浮上(撮影/大澤進二)

昨年覇者安田祐香が2位に浮上(撮影/大澤進二)

1打差の通算7アンダー2位につけたのは安田祐香、皆吉愛寿香、吉田鈴、小林光希の4人。昨年の今大会で通算2勝目を挙げたディフェンディングチャンピオンの安田は5バーディ、2ボギーの「69」で回って初日5位から浮上した。大会連覇と通算3勝目を視界にとらえ、「序盤にボギーが先行したんですけど、前半の上がりで取り返すことができた。2日間楽しくラウンドできているので、明日も優勝目指して楽しくラウンドしたい」と最終日を見据えた。

画像: 今季初の予選落ちとなった菅楓華(撮影/大澤進二)

今季初の予選落ちとなった菅楓華(撮影/大澤進二)

吉田鈴は4バーディ、2ボギーの「70」でまとめて初優勝へ射程圏内を死守。「昨日と同様にショットが安定していて、ピンチはなかった。今までで一番優勝に近い位置にいると思うので明日も頑張りたい」と力コブを作った。

開幕から前週までの5戦で6位、優勝、2位、3位、4位でメルセデス・ランキングトップを快走中だった菅楓華は「75」をたたき、通算3オーバーで今季初の予選落ち。渋野日向子も「74」と崩れ、通算3オーバーで予選落ちした。

最終日、ウーが長尺を武器にツアー2勝目を飾った

画像: 最終日、追い上げを見せた岩井明愛(中央)と佐久間朱莉(右)。左は竹田麗央(撮影/大澤進二)

最終日、追い上げを見せた岩井明愛(中央)と佐久間朱莉(右)。左は竹田麗央(撮影/大澤進二)

最終日は2打差に8人がひしめく大混戦から始まり、岩井明愛が1番パー5でイーグル、2番パー4でバーディとチャージをかけたが、8番パー4のボギーで失速した。

画像: ウーが長尺を武器にツアー2勝目を飾った(撮影/大澤進二)

ウーが長尺を武器にツアー2勝目を飾った(撮影/大澤進二)

1打差単独首位から出たウー・チャイェンは1カ月前に替えたという長尺パターを武器に優勝への流れを手放さなかった。5番パー4でボギーが先行したものの、バックナインの11番パー4、12番パー5の連続バーディで混戦を抜け出し、16番パー3、17番パー5でもしっかりとスコアを伸ばした。最終18番パー4こそボギーフィニッシュとなったが、2位に2打差をつけて逃げ切った。今季初優勝で通算2勝目を手にし「優勝することができて本当にうれしいです。初優勝と同じで今回も緊張しました。でも、自分を信じてプレーできてよかったです」と喜びをかみしめた。

画像: 初めてトップ5に入った吉田鈴(撮影/大澤進二)

初めてトップ5に入った吉田鈴(撮影/大澤進二)

岩井明愛、佐久間朱莉が2位を分け、米ツアー組の竹田が通算6アンダー5位に食い込んだ。

初優勝が期待された吉田鈴は1オーバー「73」と崩れて5位にとどまった。

次戦の第7戦は「KKT杯バンテリンレディス」で17日に熊本県の熊本空港CCで開幕する。

初優勝を狙った吉田鈴が活躍

ウー・チャイェンがツアー2勝目


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