ミニドライバーが浸透しつつある昨今、今年は新たにコブラも仲間入りしました。「キングテックミニドライバー」にはリッキー・ファウラーや、ゲーリー・ウッドランドのフィードバックが採用されています。また「OPTMシリーズ」でも搭載されている33通りのスリーブが採用されていることで、幅広いカスタマイズが可能に。実測データをひも解きながらクラブ設計家の松尾好員氏と共に性能を分析した。
基準ヘッドは13.5度、データは実測値です

構えやすく、弾道が揃いやすい

ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが13.5度、シャフトは「USTMamiya LIN-Q」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。

フェース角がスクエア設定で構えやすい

クラブ重量が321.5グラムと非常に重いですが、クラブ長さが43.25インチとスプーンに近い長さです。クラブの振りやすさの目安となる、クラブ全体の慣性モーメントが285万g・㎠に抑えられ、計測数値のみで推察するとドライバーのヘッドスピードが、43m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。

ヘッドはコブラ特有の三角形型に見えるドライバーのようなシルエットではなく、比較的オーソドックスな形状です。またミニドライバーにしてはアップライトに感じます。さらにリアルロフト角が13.5度と大きく、ボールが上がりやすそうなイメージが出ています。

小ぶりなサイズ感とスクエアフェースの組み合わせでボールに対して構えやすい

実際に試打したところ、アドレスではスクエアフェースで素直に構えやすく、実測体積が305cc(25年くらい前のドライバーと同じ体積)で、まさにブラッシー(2W)を彷彿とさせます。ティーショットの場合は通常のドライバーのような高いティーアップは必要ありません。そして小さくシャローなヘッド、大きいリアルロフト角設定、そして大きいフェースプログレッションにより、総じてボールが上がりやすくなっています。。

画像: 全体的にシャロー設計で、フェース面上の重心位置はほぼ中央にある

全体的にシャロー設計で、フェース面上の重心位置はほぼ中央にある

試打シャフトは適度なしっかり感があり、インパクトの再現性も高かったです。

通常のドライバーよりも約15〜20ヤードくらい飛距離は落ちますが、クラブ長さが短く、フェアウェイウッドよりもサイズが大きいのでミートしやすいです。適度なスピンが入り弾道も揃うので、OBしやすい狭いホールのセカンドドライバーとしてセッティングするのもいいでしょう。一方で地面からはヘッドスピードが45m/s以上ないと、ボールを上げることは難しそうです。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年4月28日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より

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