
「加齢とともに出来なくなること」を考えてみた(写真はイメージ)
出来るだけ身体の柔軟性を保ちたい
ゴルフは長く続けられるゲーム。80歳はおろか、90歳でも元気にプレーされているゴルファーも、たくさんいらっしゃいますよね。
ただ、ゴルフを長く続けてきて、年齢を重ねていくと他のスポーツ同様、どうしても体力の衰えから、飛距離が落ちたり、プレーの精度にも”かげり”が出て来ます。急に飛距離が落ちたり、今まで無意識に出来ていたことが出来なくなる。ベテランゴルファーの方々は多かれ少なかれそんな経験をされてきたことかと思います。
今回はそんな「加齢とともに出来なくなること」について考えていきたいと思います。人間の身体は加齢とともに、筋肉量は減少し、関節も固くなり、若い頃と同じスウィングを続けていくには相当な努力が必要になります。
そうは分かっていても、自身の身体の変化を実感するのはなかなか難しいかと思います。今まで無意識に出来ていたことが出来なくなる。私の場合、次のような経験からその事実を思い知らされました。
なんだかおかしいと感じ始めたのは40代後半、もうすぐ50歳になる頃だったと思います。今でも覚えているのは、得意だったフェアウェイウッドでチョロよりひどいゴロが出たことです。平坦なライで特にプレッシャーのかかる状況でも無いのに、ボールにかすっただけのひどい当たりでした。あんなショットが出たのは初心者の頃以来、記憶にありません。あれはショックでした。その時は理由が分からず呆然としてしまいましたが、気になってスウィング動画を撮ってチェックしました。
気付いたのは、テークバックで上体が浮いて起き上がってしまっていたこと。いつの間にか、何も意識せずにスウィングすると、前傾姿勢をキープしたまま、しっかり肩や股関節を捻っていくことが出来ず、上体が浮いて締まりの無いテークバックになってしまっていたのです。
これでは満足なショットは望めません。スポーツトレーナーの先生に動画を見てもらったところ、明らかに股関節や足首、腿裏のハムストリングが固くなっているため、前傾姿勢がキープ出来なくなっていると言われました。
それまでも多少ストレッチはやっていましたが、自分の想像以上に身体が硬化していたのです。頭の中では若い頃のスウィングをイメージしているのに、身体が全くついていっていない。そんな状況に陥っていたのです。
それからは、今まで以上にストレッチに時間を掛けるとともに、自らの身体の衰えを率直に認め、「いつまでも同じイメージでは振れない」ことを認識するようにしています。今までの倍の時間を掛けて、やっと現状維持。それが率直な印象です。
飛距離の低下はもちろんですが、思いがけないチョロや薄い当たりが出るようになったら要注意。前傾角度が崩れていないか確かめてみて下さい。スウィングのメカニズムが原因ではなく、身体の衰え、関節の硬化に原因があるかも知れません。
身体に自信のある方でも、いつかは加齢による衰えと向き合う時期が来るはずです。出来るだけ身体の柔軟性を保ち、長くゴルフを楽しんでいただけたらと思います。

自分のイメージでは右のようなテークバックをしているつもりなのに、身体の衰えによって、写真左のような上体が浮き上がる振り方になっていたという
