【「Sky RKBレディスクラシック」のポイントで突破を決めた選手たち】
ホステスプロの意地!鳥居さくらが驚異のジャンプアップ

最終日、メジャー初戦「サロンパスカップ」を制した河本結と同組で回った鳥居さくら(撮影/岡沢裕行)
▼暫定リランキング順位(※5月17日終了時点・上位およびボーダー周辺)
1位:(QTランク-位)吉田 鈴/266.31pts
2位:(QTランク15位)川﨑 春花/253.90pts
3位:(QTランク4位)政田 夢乃/213.37pts
4位:(QTランク3位)福山 恵梨/204.15pts
5位:(QTランク47位)仲宗根 澄香/194.40pts
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25位:(QTランク5位)高橋 しずく/48.31pts
==みんゴル突破基準ライン 48.00pts==
26位:(QTランク166位)鳥居 さくら/47.50pts
27位:(QTランク34位)エイミー・コガ/45.05pts
28位:(QTランク11位)大出 瑞月/44.43pts
29位:(QTランク9位)六車 日那乃/41.83pts
30位:(QTランク8位)奥山 純菜/39.02pts
今大会で劇的なジャンプアップを果たしたのがホステスプロとして参戦した鳥居さくらだ。QTランク166位と下位からのスタートで、今季はレギュラーツアー自身初戦の「Vポイント×SMBC」で予選落ち、2戦目「アクサレディス」では46位タイと苦しんでいた。しかし、今季3試合目の出場となった「Sky RKBレディス」では、初日から7バーディを奪う猛攻で4アンダー(7位タイ)発進。その後も攻めの姿勢を貫き、2日目は通算6アンダー(9位タイ)、最終日は6バーディ3ボギーとアグレッシブなゴルフを展開して通算9アンダーの8位タイに食い込んだ。この1戦の好成績によって一気にポイントを加算し、暫定26位(47.50pts)へ急浮上。みんゴル的リランキング突破の基準ラインである48.00ptsまで、わずか0.5ポイント差に迫る大躍進を遂げた。
また、47位タイ(3.15ptsを獲得)した高橋しずくがこの試合でみんゴル的リランキング突破基準をクリア。QTランクは5位なので、残り5試合もこの調子でポイントを加算したいところだろう。
次戦は「ブリヂストンレディスオープン」! 注目選手は?

左から、大山志保(撮影/岡沢裕行)・與語優奈(撮影/姉﨑正)
第1回リランキングが確定する「ニチレイレディス」までは、今週開幕する「ブリヂストンレディスオープン」を含めて残り5試合。中盤戦以降の出場権をかけたサバイバルレースはいよいよ佳境を迎えている。そんななか、今回主催者推薦で出場する選手たちの中に、ぜひ注目したいトピックスを持つプロたちがいる。大山志保、與語優奈、堀奈津佳、そして川﨑志穂の4名だ。
「主催者推薦枠」とは?
JLPGAの規定により、シードやQTランクで十分な出場権を持たない選手が、大会主催者の推薦によって出場できる枠のこと。ただし、1選手につき1シーズン最大8試合までと出場上限が厳しく決められている。
この枠で「ブリヂストンレディスオープン」に出場するプロは以下の15名↓↓
永田加奈恵、鳥居さくら、大山志保、古江彩佳、馬場咲希、イ・イェウォン、與語優奈、平塚新夢、川﨑志穂、中澤瑠来、千田萌花、岸部桃子、堀奈津佳、工藤優海、吉澤柚月
まず注目したいのは、ツアー通算18勝で元賞金女王の大山志保(暫定65位/7.75pts)だ。2021年秋頃から原因不明の難病を患い、夜も眠れないほどの激痛に耐えながらツアー参戦を続けている。今季は地元開催の「アクサレディス」、そして約1カ月前の「富士フイルム・スタジオアリス」(予選落ち)に続く3試合目の出場となる。不屈の精神で今季2度目の予選通過、そして単独16位(獲得ポイント42pts)以上に入れるか、多くのファンがエールを送っている。
プロ3年目の與語優奈(暫定87位/2.50pts)は、今大会の舞台である袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースとの好相性に期待がかかる。22年はアマチュアとして、24年はプロとして同コースで開催された本大会を経験し、どちらも予選通過を果たしているのだ。今季はレギュラーおよびステップ・アップ・ツアー計5試合中3試合で予選落ちと本来の調子を発揮しきれていないが、相性の良いコースで浮上のきっかけを掴みたいところだ。なお、みんゴル基準ライン(48.0pts)に到達するには単独14位(48pts)以上が必要だ。
また、ベテランの堀奈津佳(暫定215位/0.00pts)と川﨑志穂(暫定218位/0.00pts)の2人にも注目したい。両者は先週、シニアの「リョーマゴルフ日高村オープン」女子の部(2日間競技)に出場し、堀は1アンダーの7位タイ、川﨑は3オーバーの12位タイでフィニッシュと、実戦感覚をしっかりと磨いてきた。特に川﨑は地元・千葉県出身であり、今大会に懸ける思いは人一倍強いはずだ。
なお、前述した鳥居さくらは基準ラインまで残り0.5pts。今大会で予選通過さえ果たせば、あっさりとリランキング突破を確実なものにするだろう。
リランキング確定まで残り5試合。限られた出場枠の中で結果を求められる厳しい世界だが、各選手がそれぞれの思いを胸にどんなドラマを見せてくれるのか。サバイバルを懸けた彼女たちの一打一打から、今週も目が離せない。





