
調子は上向いていると話す松山英樹(写真は26年トゥルーイスト選手権、撮影/岩本芳弘)
最大の注目は、やはり世界ランキング20位につける日本のエース、松山英樹だ。今季の松山は「WMフェニックスオープン」で激闘を演じ、クリス・ゴッタラップとのプレーオフの末に最初のホール(18番)で惜しくも敗れて2位となっている。練習ラウンド後のインタビューでも、「オープンウィークでやれていたことが少しずつ形になっているかなという感じ。久々にいい状態で行けそうな気がする」と調子は上向き。その実力は間違いなく優勝候補の筆頭であり、今季初優勝を飾れるかに大きな期待がかかる。
【動画】「久々にいい状態」松山英樹、練習ラウンド後のインタビュー【PGAツアー公式インスタグラム】
また、今季PGAツアーの舞台で堂々たるプレーを見せている若手・久常涼の爆発力にも注目したい。久常は「ファーマーズインシュランスオープン」で2位タイという見事な成績を収めたほか、「AT&Tペブルビーチプロアマ」では初日に「62」を叩き出し首位タイ発進を決めた。さらに「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」では1ラウンドで2つのイーグルを奪うなど、世界最高峰のフィールドでセンセーションを巻き起こしている。勢いに乗る彼が、今大会でも上位に食い込む可能性は十分にあるだろう。
【動画】久常涼、6位タイに入った25年チャールズ・シュワブチャレンジのプレー集【PGAツアージャパン公式インスタグラム】
さらに、先週、久常涼と並び19位タイに入った平田憲聖は「(先週とは違って)伸ばし合いになるコースではないので、しっかり我慢しながら、4日間プレーできたらと思います」と話す。ほかにも、中島啓太、金谷拓実といった若手が、このテクニカルなコースをどう攻略するのかも大きな見どころだ。
【動画】平田憲聖の練習ラウンド後のインタビュー【U-NEXTゴルフ公式X】
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x.com勝負の鍵を握るのは、3番から5番ホールにかけての「ホリブル・ホースシュー(恐怖の馬蹄形)」と呼ばれる難所である。伝説のゴルフライター、故ダン・ジェンキンスが名付けたこの難所は、距離こそ長くないものの、ティーショットの正確性が極めて重要となる。今週は事前の降雨によりコースが柔らかくなっており、ティーショットのランが出にくい状態だ。
先々週の全米プロゴルフ選手権で3日目まで首位を走り2位タイに入ったアレックス・スモーリーは事前の会見で「距離は長くないが、ポジション重視のコースでありフェアウェイキープが必須。バミューダ芝のラフからのスピンコントロールが難しくなり、風と組み合わされば大きな試練になる」と警戒を強めている。
優勝者には、名誉ある「タータンジャケット」とフェデックスカップ500ポイント、そして優勝賞金178万2000ドル(約2億8000万円)が授与される。さらに副賞として、2019年にタイトルスポンサーが代わってから始まった伝統であるクラシックカーが贈られ、今年は1982年製のジープ・スクランブラーが用意されている。果たして、日本人選手の中からこの栄誉を手にする者は現れるのか。週末の熱戦から目が離せない。
