基準ヘッドは11.5度、データは実測値です
見た目がさらに引き締まった
ここからは実測データをもとに、凄腕シングルでもある松尾氏によるクラブ分析と試打レポートをお届けします。試打及び計測ヘッドが11.5度、シャフトは「ATHLE MAX60」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。
重心深度が前モデル(39.3㎜)よりも短くなったことで見た目にも変化が出た
クラブ重量が320.9グラムと非常に重いですが、クラブ長さは43.25インチとスプーン(3W)並みに短いです。クラブの振りやすさの目安となる「クラブ全体の慣性モーメント」が285万g・㎠に抑えられており、計測数値のみで推察すると、ドライバーのヘッドスピードが43〜44m/sくらいのゴルファーにとってタイミング良く振りやすくなっています。
ヘッドはオーソドックスな丸型形状で、前モデルの「エリートミニ」よりもヘッドの横幅がやや狭くなりました。また、時計でいうところの1時から2時方向に張り出し感があります。さらにヘッドのトウ側の高さが抑えられてフラット感が強くなっており、過剰にボールがつかまってしまう(左へ引っ掛ける)イメージは湧きません。

左から「クアンタムミニ」、「エリートミニ」
実際に試打したところ、実測体積が339㏄(20年余り前のドライバーと同じ体積)と小ぶり感のあるヘッドで、通常のドライバーよりもシャロ―なので、高いティーアップは必要ありません。また試打シャフトは適度なしっかり感があり、インパクトの再現性も良かったです。
ドライバーとして考えた場合、小さくシャローなヘッドですが、「エリートミニ」よりもリアルロフト角が約1度厳しくなり、かつ少し長くなっています。おそらくティーショットで飛距離を出すための設定なのでしょう。
ヘッドの慣性モーメントが控えめでミスへの強さは低いですが、操作性は抜群でストレートから軽いフェードで飛ばせます。
小ぶりなヘッドなためヘッドの慣性モーメントは小さいが、一方で操作性が抜群な性能になっている
通常のフェアウェイウッドよりもディープフェースで、かつフェース面上の重心もかなり高いため、地面からのショットでは芯に当たりにくいです。やはりミニドライバーはティーショット用と考えるのがいいでしょう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年6月16日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より







