シャキッとまっすぐに構えやすい
ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが7番、シャフトは「スペックスチールIII ver.2」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。
ツアーモデルらしくヘッドの慣性モーメントは控えめな設定だ
クラブ重量が418.8グラムとやや重い程度ですが、クラブ長さが37.13インチとやや長め。クラブの振りやすさの目安となる、クラブ慣性モーメントが272万g・㎠と大きくなっています。計測数値のみで推察すると、ドライバーのヘッドスピードが46m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。
ヘッドの印象はプロギアのツアーモデルらしく、小ぶりでオーソドックスな形状で、超ストレートネックが特徴です。アドレスでの見た目は、少し丸みのあるリーディングエッジとストレートなトップラインにより、米国モデルのようなボールをつかまえ過ぎない、フェース面の逃げ感が出ています。

左から#5、#7、#9。強いストーレートネックで、ボールに対してスクエアに構えやすい
実際に試打したところ、超ストレートネック設定なことから、ラインに対してよりスクエアに構えやすくなっています。さらにフェースが高く、リアルロフトが大きく見えるため、ボールが上がりやすそうなイメージも出ています。
試打シャフトは軽量スチールらしく適度なしっかり感があり、ダウンブローにも耐えてくれます。
「S20C」の軟鉄鍛造でインパクト音は低く、打感が良いです。さらに小ぶりでシャープなサイズ感なので、夏のラフからでもヘッドの抜けが抜群です。
サイズが小ぶりなヘッドで、ソールのリーディングエッジ側が削られていることで抜けが抜群だ
重心距離が短く、フェース面上の重心位置がヒール寄りになっていることから、ダウンスウィングでボールをヒール側に引きつけて打てるフェード系プレーヤーに向いているでしょう。さらにネック軸回りの慣性モーメントもやや小さいため、ヘッドの操作性が良く、インテンショナルに弾道を操作しやすくなっています。
ツアーモデルらしくロフトが大きいため、ライが悪い状況でもボールが上がり、スピンも入りやすくピンを狙えるアイアンです。
※週刊ゴルフダイジェスト 2026年6月30日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より







