相変わらず強風が選手たちを苦しめた全米オープン第3ラウンド。アンダーパーが2人しかいない厳しいコンディションのなか眠れる獅子が目を覚ました。バック9で3連続バーディを奪った世界No.1スコッティ・シェフラーが1アンダー69をマークし、前日の11位タイから2位タイに浮上。最終日は初日からトップを走るウィンダム・クラークとの直接対決で奇跡の逆転劇に挑む。
画像: 6打差の2位タイに浮上したスコッティ・シェフラー(写真は3日目、13番のアプローチ)

6打差の2位タイに浮上したスコッティ・シェフラー(写真は3日目、13番のアプローチ)

14番パー4、残り188ヤードの2打目をグリーン奥に外したシェフラーはおよそ20メートルのアプローチを直接カップに沈め、チップインバーディを奪った。

広大なシネコックヒルズの隅々に響き渡るほどの大歓声が巻き起こる。普段は表情を変えないシェフラーさえ「イエス!」を連呼し、拳を握りしめ雄叫びを上げた。

【動画】こんなに喜ぶシェフラーは珍しい!? 14番で見せたチップインバーディ【全米OP公式X】

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続く15番でも4メートル弱を沈めて2連続。さらに16番パー5でイーグル逃しのバーディを奪いリーダーボードを駆け上がった。

「11番でいいパーセーブがあって後半の流れができた。14番もそうだしチャンスを作ってそれを決められたのは良かった」

出だし2連続ボギーと最悪の滑り出しを10番のバーディでひと区切りつけたが「その時点(14番のチップインの前)でオーバーパーだったのでもうアウトかな、という気もしていた。トーナメントに踏みとどまれて本当に良かったです」。

全米オープンで3連続バーディを決めたのは彼にとってもこれが初めて。17番で2メートルを外してボギー、最終ホールではバーディチャンスの1.2メートルを沈められなかったのはやや悔いが残るが、この日フィールドで2番目に良い1アンダー69をマークし、最終日最終組の権利を掴み取った彼はこういった。

「最高のラウンドをして優勝を掴むチャンスを作れた」

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首位のクラークとは6打差。逆転不可能な数字に思えるが、過去にシェフラーは2日目を終えて9打差だったWMフェニックスオープン(22年)で残り2日で形成をひっくり返し優勝したこともある。

奇しくも大会最終日はシェフラー満30歳の誕生日。

「優勝を狙える位置で戦うために日々あらゆる努力している」という彼のバースデーV&キャリアグランドスラム達成はあるのか? その可能性は決してゼロではない。

写真/USGA


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