レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。今回は「バックスウィング修正ドリル」について解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本112】
画像: スウィングを時計に見立てた8時のポジションまでは両腕を伸ばして、ヘッドを真っすぐ引くのがポイント

スウィングを時計に見立てた8時のポジションまでは両腕を伸ばして、ヘッドを真っすぐ引くのがポイント

始動で手を使ってクラブをインに引かないこと

画像: 始動で手を使ってクラブをインに引くとエラーの原因に

始動で手を使ってクラブをインに引くとエラーの原因に

GD 前回から私の友人、Yさんのスウィング修正方法を解説していただいています。インサイドアウトの軌道が原因で、安定してボールを真っすぐ飛ばすことができずに悩んでいました。どうすればストレートボールが打てるか? まずはスウィング軌道を修正するために、イメージクロックの説明を分かりやすく伝えられていました。

原田 イメージクロックはとても大切なので一通り説明しました。イメージクロックでは7時から5時、8時4時というのは手は伸びていますよね。

GD  はい、伸びています。

原田 それがね、Yさんは最初の8時までで手を使ってしまい、ひじが曲がっているんです。

GD 確かにYさんの手は始動でいきなり左手とシャフトが「く」の字に折れて急激にインに入っていました。

両腕を伸ばしてテークバックする

画像: テークバックでは8時のポジションまで両腕を伸ばす

テークバックでは8時のポジションまで両腕を伸ばす

原田 そうです。右手で言えばね、手のひらが前を向いて手首が折れ、右わきが締まって右ひじが曲がっちゃう。本来はそれが逆にならないといけません。8時までは体でクラブを引いて、そこから先で手首を折って、つまりコックを使って、両ひじをたたんでわきを締める、8時までは両腕が伸びてなくてはダメですよと伝えました。こういう人はYさんだけじゃなくて、たくさんいますよ。

GD そうなんですね。

原田 イメージクロックの7時から5時、8時から4時は手が伸びるのが正解。でも9時から3時でもそのまま手を伸ばしていっちゃう人が多いんです。テークバックでいえば、7時、8時は手が伸びて、8時からはコックを入れて9時へ持っていくんです。9時から上はひじから先をたたむだけです。

GD テークバックで8時の位置を正しく作ることで、スウィング全体がスクエアな形になるという説明もされていましたね。

テークバックの8時のポジションでスクエアに構えられるかチェック

画像: テークバックの8時のポジションでクラブを止め、8時のポジションのグリップを体の正面にしたときにスクエアに構えられればOK

テークバックの8時のポジションでクラブを止め、8時のポジションのグリップを体の正面にしたときにスクエアに構えられればOK

原田 そのことをYさんに理解してもらうために、8時まで正しく引いた位置でスタンスを8時の方向に向ければ、そのままアドレスのスクエアな形に戻るということを見せました。それがスクエアなバックスウィングなんですよと。

GD 私も以前、手で上げる人は8時の位置でスタンスをその方向に向けてもスクエアにはならないと教えていただきました。

画像: 8時のポジションで手首が折れてインに引いてしまう人は、クラブに合わせて構えてもスクエアにならない

8時のポジションで手首が折れてインに引いてしまう人は、クラブに合わせて構えてもスクエアにならない

原田 そうです。Yさんのように手で上げる人は8時の方向を向いてクラブを下ろしても、フェースが開いてインに入ったりして、スクエアにならないわけです。とにもかくにも、バックスウィングの8時までの引き方が間違っているんだということを理解してもらいました。

GD その正しい動きを覚えられるドリルとしてコロコロドリルを紹介しましたね。コロコロドリルは、もう一つのボールをボールの40~50センチ後ろに置いて、始動時にバックフェースでそのボールを真後ろにコロコロとゆっくり転がしながら上げるのでした。これによってフェースの開きや手がいきなりインサイドに入るのを防ぎ、8時までの手の使い方、クラブの上げ方がマスターできる。横で見ていてその効果がすぐに現れたように見えましたが。

両手&片手「コロコロドリル」で正しいテークバックを身につける

画像: 両手&片手「コロコロドリル」で正しいテークバックを身につける。左わきが締まり、ショットが安定する

両手&片手「コロコロドリル」で正しいテークバックを身につける。左わきが締まり、ショットが安定する

原田 そう見えましたか。コロコロドリルをやるとね、左わきが締まるんですよね。それでだいぶ変わりました。今回はさらに右手1本、左手1本と片手ずつやる方法も教えました。まずは右手1本で8時を作る。そうするとボールを置いておけば自然に当たります。そして左手1本。片手で8時まで作るということは、手先を何も使わないわけです。今まで左手とクラブの形が「く」になってしまっていたのを、逆の「く」にするんですよという意味がこれで分かってきます。右手も同様で、手首と腕でできる角度が急に変わらないように、ほぼそのまま引きます。片手ずつやった方が両手よりも理解が深まり、しっかり確認ができます。

GD 以前にコロコロドリルを教えていただいたときは両手だけだったと思います。やってみると、片手ずつのほうが8時を作る感覚が分かりやすいです。とくに左手は手だけ動かしても8時までは届きません。しっかり左肩を入れれば届きます。そういうことが分かりますね。

原田 そうなんです。片手ずつはとても効果があるので、ぜひ取り組んでみてください。

●原田伝一(全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長)

はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80〜82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。

撮影協力/ 世田谷ゴルフスクールTAJIMA、梅里CC、ENゴルフレンジ、東名CC

スウィング軌道が良くなるポイントを解説

ドライバーが良くなる基本を解説


This article is a sponsored article by
''.