夏のラフは実に厄介! 粘っこい芝がヘッドに絡みついてボールがまともに飛ばなかった経験は一度や二度じゃないはずだ。「そんなときこそ、ウッドの出番ですよ」と言うのは、日光の操り名人、小島謙太郎プロ。週刊ゴルフダイジェスト7月7日号では、なかなか上手く打てない夏ラフからナイスショットできちゃうとっておきの方法を教えてくれました!「みんなのゴルフダイジェスト」でもその一部をご紹介します。
画像: 粘る夏ラフには「5W」が最適!? 広いソール効果的に滑らせる脱出術を、球さばきの名手が解説【夏ラフ攻略】

解説/小島謙太郎プロ
1988年生まれ。栃木県出身。ラウンドレッスンが好評の日光の操り名人。曲打ちの達人で、日本アーティスティックゴルフ協会の会長も務める。ゴルフスタジオNIKKO GOLF BASE KOJIKEN主宰。日光CC所属

5Wの広いソールが
自動的に滑ってくれる

GD 夏のゴルフはラフが手強くて、苦手にしているゴルファーがたくさんいます。

小島 ラフからは、アイアンで打つのが一般的ですが、実はそこにミスの原因があるんです。

GD というと?

小島 アイアンよりもウッドのほうが、はるかにやさしく打てるんですよ。

GD そうなんですか!

小島 ボールが半分くらい沈んだラフなら、アイアンだと芝が絡んでボールに上手くコンタクトしにくくなりますが、ソールが広いウッドなら、自動的に芝の上を滑ってくれるんですよ。

GD 球はちゃんと芝から脱出できます? 球が浮かずに、少し先のラフにザザザッ! ってなりそうな気がしますが……。

小島 そういうミスショットは、逆にウッドのほうが起こりにくいんです。ロフト的には5Wがベストで、UTでも使えます。

画像: 夏ラフはこの3本で解決です

夏ラフはこの3本で解決です

Point 1
5Wの広いソールが自動的に滑ってくれる

「フェースを開いて、アウトサイドイン軌道でインパクトするため、上手く相殺されてボールは真っすぐ飛んでいきます。フェースとボールの間に芝が挟まるため、スライスもほとんどかからず、高めのストレート弾道で打ち出されます」

画像: ボールが半分ラフに沈んでいたら5Wがラク

ボールが半分ラフに沈んでいたら5Wがラク

Point 2
イメージ的には5Wでロブショット

「このショットは、ロブショットと似ていて、ソールを滑らせるつもりでハンドレイトにインパクトすると上手く打てます。上からクラブを叩き込まず、大きくゆったりと振るのがポイントです」

画像: 5Wでロブショットのイメージ

5Wでロブショットのイメージ

【構え方】
フェースを開いてハンドレイトに構える

「ボールを左に置いて、フェースを少し開きます。このとき、ハンドレイトに構えると、ソールが滑りやすくなります。ハンドファーストに構えると、ソールが引っかかりやすくなって、ボールも右に飛んでしまいます」

画像: ハンドレイトに!

ハンドレイトに!

【打ち方】
ややカット軌道で左下に振り抜いていく

「ややアウトサイドからヘッドを入れる感覚で、左下に振っていきます。目標方向にクラブを真っすぐ出していくと、ボールの手前の芝がジャマになって、正確にインパクトできなくなります」

画像: 左下に振り抜く

左下に振り抜く

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前編では、日光の操り名人こと小島謙太郎プロから、ボールが半分沈んだ厄介な夏ラフを5Wの広いソールで滑らせて脱出する「フェースを開いて左に振るだけ」という打ち方を教わりました。一方で、多くのゴルファーは「ラフ=アイアン」と決めつけ、粘っこい芝にヘッドを絡め取られて大ショートやチョロのミスを連発しています。あなたの夏ラフ対策が通用しない本当の理由は、その頑固な固定観念にあるるかもしれません!

では、さらに状況が変わってボールが浮いているライや、逆にスッポリ沈んでしまった最悪の状況から、涼しい顔をしてグリーンを狙うためのウッド活用術とは一体どういうものなのか。

続く【後編】では、アーティスティックゴルフの達人でもある小島プロが、アマチュアの常識を180度ひっくり返す衝撃のラフ脱出戦略を提示しています。
・浮いているラフならドライバーが最も安全! テンプラやダルマ落としを完璧に防ぐ、10センチ手前からのソール滑らせ術。
・完全に沈んだ緊急事態は9番アイアン! フォローは大きく取らずに上からドンッと落として弾き飛ばす「松ぼっくり」感覚。
・ラフとセミラフの境目は芝の抵抗変化に備えよ。途中でフェースの向きをブレさせない、5Wによるカット軌道のストレート弾道。

厄介な夏芝の抵抗をオートマチックにクリアし、ラフからのショットを一気にお得意パターンに変えてしまうプロの妙技。あなたの夏のゴルフを劇的に変えるレッスンは、後編に続きます。

後編はMyゴルへ続く 有料記事になります

PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/日光CC

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