基準ヘッドは10.0度、データは実測値です
軽いフェード弾道でスコアメイクできる
ここからは実測データをもとに凄腕シングルでもある松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打及び計測ヘッドが10.0度、シャフトは「TENSEI 1K RED RIP55」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。
前作「GT2」よりも重心がやや高くなった
クラブ長さは45.13インチと標準的ですが、クラブ重量が310.4gと重く、スウィングウェイトもD3.3と大きいです。それによって、クラブの振りやすさの目安となる、クラブ全体の慣性モーメント(MOI)が294万g・㎠と大きくなりました。計測数値のみで推察すると、ドライバーのヘッドスピードが47~48m/sくらいのゴルファーにとって、タイミングよく振りやすくなっています。
従来の“2シリーズ”のように、基本的にヘッドの横幅が広めの丸型形状ですが、実際には前々作の「TSR2」、前作の「GT2」、そして今作とモデルチェンジのたびにヘッドの横幅は少しずつ狭くなってきています。また、アドレスでのオープンフェースは継続されつつ、フェースのトウ側に逃げ感があり、球がつかまりすぎないイメージです。

左から「GT2」、「GTS2」
実打をすると、アドレスでは前作より少しオープンフェース感が弱まっていますが、素直に構えやすくなっています。またヘッドの後方が高いハイバック形状になり、レベルに振りやすいイメージです。
ヘッドの重心データを見ると、ヘッド重量が前作よりも重くなり、リアルロフトも前作同様に小さい設定です。上手くミートすればボール初速を上げやすくなっています。そして、前作よりも重心深度が浅く、少しヒール寄りに設定されているのも大きな特徴です。

リアルロフトが小さく、重いヘッドで初速を出しやすい
純正シャフトはやや軟らかめながらも、素直なしなり感で振りやすく、わりと高弾道が打ちやすい感じです。そして前作よりもやや高重心の設定になったことで、少しバックスピンを得やすくなりました。より安定したストレート〜フェード系の弾道が打ちやすいでしょう。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年7月14日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より





