
全英OP予選会で出場権を逃したガルシア(PHOTO/Getty Images)
19歳でタイガー・ウッズと優勝を争って全米プロゴルフ選手権で単独2位に入った当時、彼は“神の子”と呼ばれた。天賦の才は誰もが認めるところだが、コース内外で様々な物議を醸してきたのもまた事実だった。
時にはグリーンやバンカーを破壊しクラブを投げ、そして折る。本人も品行の悪さを自覚しており17年にマスターズでメジャー初優勝を飾ったときも「マスターズに勝っても僕は変わらず間抜けなヤツ」と自嘲気味に語っていた。
マスターズ1勝で今回の全英オープンでメジャー連続出場101回を記録した同い年のアダム・スコットが優等生なのに対しガルシアは問題児。それでもゴルフへの情熱は衰えず直近のLIVゴルフ・アンダルシアで4位に入り、2月のDPワールドツアーのバーレーン選手権で4位タイと健闘している。
しかし全英オープン予選では手痛いミスを犯した。36ホールの長丁場を戦ったが、ガルシアは午前中に68をマークして午後も同様のスコアなら出場権を獲得できる可能性が高かった。しかしお昼にラザニアを食べたのが運の尽きだとガルシア。
「プレーヤーズラウンジで食べたのですが、どうも体に合わなかったようで……」
午後のラウンドでは「前半の9ホール、ずっと吐き気がしていました。後半は胃の中のものを全て吐き出したい気分でした」。結果75を叩いて同会場30位タイで全英オープンの出場権を逃した。ちなみに4会場で行われた最終予選会には288人が出場し20名が本戦進出の資格を得た。
1996年(16歳)に初出場してから昨年まで26回出ていた全英の舞台を踏めなくなったのはなんとも残念。07年にパドレイグ・ハリントンとのプレーオフに敗れ2位。14年にも2位タイに入り過去トップ10入り10回と全英は相性が良かっただけに本人も周りも無念。悔やまれる結果に終わった。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年7月28日号「バック9」より
