イングランドの西海岸に広がるリンクス、ロイヤルバークデールで開催された今年の全英オープン。硬く、速く、乾燥し、"茶色い"コンディションで行われた。
画像: マキロイが「ある部分は生きて成長しているのに、別の部分は完全に死んでいる(枯れている)んだ」と話したロイヤルバークデールのグリーン(写真/R&A)

マキロイが「ある部分は生きて成長しているのに、別の部分は完全に死んでいる(枯れている)んだ」と話したロイヤルバークデールのグリーン(写真/R&A)

なぜ茶色いコースで世界最古のメジャーが開催されたのか? 一部では「一面茶色の景色はメジャーにふさわしくない」という声も上がったが、Golf.comの記者が、大会中にグリーンキーパーのショーン・マクリーン氏とR&Aのテントで遭遇して聞き出した興味深いストーリーを掲載した。

マクリーン氏がアメリカのサザンヒルズCCやオークヒルCCなどで働いていた頃の役職名は「スーパーインテンデント」(コース責任者)だった。この世界の第一人者クリス・ウィットル氏の後任としてロイヤルバークデールのトップに就任したときに彼に与えられた肩書は「コースマネジャー」。しかし彼が好んで使うのは「グリーンキーパー」だ。ここでいうグリーンとはパッティングを行う場所ではなくスルー・ザ・グリーン(現在のジェネラルエリア。コース内のあらゆる場所)を指す。

マクリーンは「ブラウン(茶色)こそがリンクスゴルフにおける最高の色」と言う。「リンクスランドはうねる砂丘と砂、そして風が形作るもの。グリーンキーパーというより私は“ブラウン”キーパーです(笑)。」

多くのゴルファーは緑こそがコースのあるべき姿で茶色=芝が枯れていると思っている。しかしリンクスランドの管理者は茶色く硬いフェアウェイのほうがよりゴルフを楽しくすると考えている。

選手たちからは苛立ちの声も聞こえてきた。リンクスでは普段では起こり得ない不確定要素が生まれるからだ。ナイスショットをしてもマウンドでボールの跳ね方が変わるため、転がしやバンプ&ランを多用する必要がある。リンクス育ちのゴルファーはそれを楽しむのだ。

Golf.comは「これであなたも“ブラウン”を新しいグリーンとして受け入れられるようになるかもしれない」と記事を締めくくった。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年8月11日号「バック9」より

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