PGAツアーはシーズンのクライマックス、プレーオフシリーズに突入した。全3試合の初戦フェデックスセントジュード選手権は初日から混戦模様。5アンダーのトップに5人が並ぶなかポイントランク54位のジョーダン・スピースがそこに割って入った。「ただトーナメントに勝つことだけに集中しシンプルにプレーした」結果の好発進だ。
画像: ジョーダン・スピースがフェデックスセントジュード選手権初日を5アンダーで首位タイスタートした

ジョーダン・スピースがフェデックスセントジュード選手権初日を5アンダーで首位タイスタートした

次戦のBMW選手権は出場者が50名に絞られる。トップ50には来季全てのシグネチャーイベントへの出場が許されるが、今年はトップ50入りは死活問題といえるほど例年以上に重要だ。

28年に導入が予定されている『2シリーズ制』で上位選手たちが出場する『PGAツアー・チャンピオンシップシリーズ』(それ以外の選手は『PGAツアー・チャレンジシリーズ』に出場)でプレーするためには来季シグネチャーイベントに出てポイントを加算することが大きなアドバンテージに繋がる。ゆえに今週はトップ50を巡る攻防が熾烈なのだ。

圏外からトップ50入りを目指すスピースは計算上少なくともここで単独23位以内に入らなくてはならない。

「今日のプレーには満足しています。できる限り我慢強く、感情に流されずにプレーしようと心がけました。余計なことは考えず、ただトーナメントに勝つことだけに集中してシンプルにプレーしたのです」

20代前半で3つのメジャータイトルを獲得、グランドスラムに王手(残すは全米プロ)をかけたスピースは、若くして成功を掴んだが故の悩みを抱えてきた。

「長い間苦しんできましたが、いまは以前よりずっと良いゴルファーになっていると自覚し、それを信じ続けています。いいスコアが出ても、出なくても、自分が以前より良くなっているという事実は変わらない。そういう思いを貫けたことが良い結果につながったのだと思います」

ツアー13勝を誇るが、実は今季まだトップ10 入りがない。「今年はメモリアルトーナメントから全英オープンまで(ともに予選落ち)スランプの状態でした。無理に何かを変えようとしたり必要以上に力んだり。それで1カ月以上苦しみました」。

だが「以前の自分より良くなっている」と思えるようになって変わった。

「良いスタートを切れれば状況は一変する」

次週に進むことが目標ではなくただひたすら「勝ちたい」、それが彼の思いだ。

歴代チャンピオンの松山英樹も好スタート。11番までは2オーバーだったが14番から5連続バーディを奪って一気にリーダーボードを駆け上がり、首位グループに1打差の4アンダー66で6位タイにつけた。

グリーンが小さく正確なショットが要求されるコースで後半は特にアイアンが冴えまくりグリーンを狙うショット(アプローチ・トゥ・グリーン)のスタッツは+3.143で全体の2位。3試合連続トップ10入りの好調さそのままに、松山が2年ぶり大会2勝目に挑む。

写真/Getty Images

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画像: PGA TOUR Highlights | Round 1 | FedEx St. Jude | 2026 www.youtube.com

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