今回で第20回を迎える「BMW選手権」が本日、いよいよ開幕。本大会を配信するU-NEXTが、丸山茂樹プロとの名コンビでお馴染み・杉ちゃんこと杉澤伸章キャディに見どころを詳しく聞き、「みんなのゴルフダイジェスト」に寄稿してくれた。大会の注目ポイントをおさらいしよう!

第1戦「フェデックス・セントジュード選手権」終了時点で、フェデックスカップ・ポイントランキング上位50人だけが進出を許される「BMW選手権」。レギュラーシーズンから積み上げてきたポイントをベースに、トッププレーヤーたちがさらなる上位を目指してしのぎを削る。そして、今大会終了時点でランキング上位30人に入った選手のみが、シーズン最終戦「ツアー選手権」への切符を手にする。年間王者への道をつなぐため、50人の精鋭による熾烈な戦いが幕を開ける。

2026年のBMW選手権の舞台となるのは、アメリカ・ミズーリ州セントルイスに位置する「ベルリーブカントリークラブ」。全米オープンや全米プロゴルフ選手権など、数々のメジャー大会を開催してきた歴史ある名門コースに、世界トップクラスの選手たちが集結する。広々としたフェアウェイが特徴である一方、戦略性の高いホールも多く、正確なショットとコースマネジメントが求められる。特にプレーオフ終盤の大一番では、わずかなミスが順位を大きく左右する。

そんな50人の精鋭が集うBMW選手権で、杉澤キャディが注目する選手がいる。数々のトッププレーヤーが名を連ねる中、彼が熱い視線を送るのは果たして誰なのか。

画像: 杉澤キャディ注目のマット・マッカーティ

杉澤キャディ注目のマット・マッカーティ

「今大会で注目している選手はマット・マッカーティです。彼は2021年にプロ転向。2024年にはコーン・フェリーツアーで3勝を挙げ、史上13人目となる『Three-Victory Promotion』を達成し、PGAツアーへの昇格を果たしました。さらに、その勢いはPGAツアーでも止まらず、3戦目『ブラックデザート選手権』を制し、PGAツアー初優勝を飾りました。コーン・フェリーツアーで3勝を挙げた同じシーズンにPGAツアーでも優勝した選手は、ジェイソン・ゴア以来、じつに21年ぶりとなる歴史的快挙。この劇的な快進撃から、マッカーティ選手は『シンデレラボーイ』とも評されています」

しかし、マット・マッカーティ選手のキャリアを振り返ると、決して一直線にPGAツアーの舞台へ駆け上がってきたわけではないと杉澤キャディは話す。

「マッカーティ選手はサンタクララ大学時代、3度にわたってオールウェストコートカンファレンスに選出されるなど優秀なアマチュア時代を過ごし、2021年にプロ転向を果たしました。

コーン・フェリーツアー参戦当初は、フェアウェイキープ率の高さが最大の武器で、2022年には72.67%を記録してツアー2位にランクインしています。しかし本人は飛距離不足を課題と感じ、肉体改造やスピードトレーニングに励みました。スウィングスピードを上げたことで、一時はプレッシャー下でスウィングが硬くなりボールが曲がるなど、ショットのデータに影響が出る苦しい時期もありました。

それでも試行錯誤を重ねながら着実に階段を上り、2024年にはコーン・フェリーツアーで3勝を挙げて『Three-Victory Promotion』を達成。見事PGAツアー昇格を果たすと、そのわずか3戦目で初優勝まで登り詰めたのです。

一見すると華やかな『シンデレラストーリー』に見えますが、時間をかけて課題と向き合い、地道に実績を重ねてたどり着いた結果なのだと思います」

フェデックスカップランキング50位でBMW選手権への出場権をつかんだマッカーティ選手。50人の精鋭が集う大舞台で、再び上位争いに食い込むことができるのか。杉澤氏が注目するマッカーティ選手のプレーに期待しよう。

U-NEXT/窪山京真
写真/Getty Images


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