今年は世界初の4層フェースを搭載した新ドライバー「RS DUOシリーズ」を世に送り出したプロギア。その革新的な設計と性能でギアファンを驚かせている。しかし、ドライバーだけでなく、プロの要望と上達志向にあふれるアマチュア向けに設計されたアイアンも負けていない。今回は操作性と安定感を兼ね備えたと謳う「02」アイアンをピックアップ。クラブ設計家の松尾好員氏と共に、その性能をひも解いた。
※基準ヘッドは7番、データは実測値です

長く使えそうなアイアン

ここからは実測データをもとに、シングルハンデの腕前を持つ松尾氏にクラブ分析と試打レポートをしてもらいます。試打および計測ヘッドは7番、シャフトは「スペックスチールIII ver.2」(フレックスS)です。掲載数値はすべて実測値となります。

セミストロングロフト設定で飛距離性能も追求している

クラブ重量は、軽量スチールシャフトが装着されていながら407.3gと標準的ですが、クラブの長さが37.13インチとやや長めの設定です。

振りやすさの目安となるクラブ慣性モーメント(MOI)が269万g・㎠とやや大きめで、計測数値から推察すると、ドライバーのヘッドスピードが44m/sくらいのゴルファーにとって、タイミング良く振りやすくなっています。一方で標準シャフトは比較的軟らかめで、少し非力な人でもスウィングしやすいでしょう。

ヘッドはプロギアのプロモデルらしく基本的にオーソドックスな形状で、「01」ほど小ぶりではありませんが、きれいなストレートネックが特徴です。フェースが長く安心感があり、フェースのトウ側が高めなので、アドレスではアップライト感があります。

画像: 左から「01」「02」

左から「01」「02」

実際に試打したところ、「01」よりも少しだけグース感があり、アップライト感もあるため球がつかまりそうなイメージが出ます。「01」より2度ストロングロフトですが、フェアウェイの芝が薄くて悪いライからでもしっかり球を上げることができて、キャリーも安定します。

また、ソールの中央バウンス角は小さいですが、「01」と同様にソールの面取り部分が主に地面へ当たるため、ダウンブローに打ち込んだときのソールの抜け感もまずまず良いでしょう。

プロモデルなのでヘッドの左右MOIはやや小さく、ミスヒットに対する寛容性は高くありませんが、ヘッドの重心距離、重心深度、スイートスポット高さは標準的。結果としてネック軸回りのMOIも標準的なので、ヘッドの操作性に問題はなく、長く使えそうなアイアンですね。

※週刊ゴルフダイジェスト 2026年9月15日号「ヘッドデータは嘘つかない!」より

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