
アマチュア最高峰のチーム対抗戦ウォーカーカップでアイルランド連合(GB&I)が米国に勝利(PHOTO/Getty Images)
9月6日、アイルランドのラヒンチGCで午前中のフォアサムを4連勝とした米国チームは、午後のシングルスを前に9.5対6.5ポイントと優位に立ち、2年に1度の大会で6連覇を達成するのは確実と思われた。
ところが10ポイントがかかったシングルスでGB&Iが猛烈な勢いを見せて7ポイントを獲得。13.5対12.5の僅差で逆転勝利をもぎ取った。
まずは全米アマの覇者、ジャック・ウェイリーがウィリアム・ジェニングスを8&7の大差で下し反撃の狼煙を上げると、スチュアート・グレハンが世界アマランキング1位のプレストン・スタウトを2&1で撃破。イアン・ポールターの息子ルークもイーサン・ファンを3&1で一蹴。
「とにかくコースに出て楽しもうと言い聞かせていました」(ルーク・ポールター)
最初の4試合を制したGB&Iは勢いに乗り米国チームを逆転。その後は引き分けが続いたが最後は世界アマランク3位につけたこともある強豪タイラー・ワッツをイングランドのジョシュ・ヒルが18番のバーディで1アップ。勝利に必要な13.5ポイント目を獲得し11年ぶりにGB&Iがトロフィを掲げた。
「信じられない。これ以上のことはありません」と歴史に残る貴重なポイントを稼いだヒル。バンカーから1メートルに寄せて彼がバーディを奪った瞬間、会場に詰めかけた数千人のファンは歓喜し、祝賀ムードは夜遅くまで続いた。
GB&Iのキャプテン、ディーン・ロバートソンは「最高の気分です。言葉にするのが難しい。この状況を一言で表現するなら『誇り』しかありません」。
世界トップアマチュアのスタウトや若手注目株のマイルズ・ラッセルら最高の布陣で6連覇に挑んだ米国だったが最後の最後でどんでん返しを浴びた。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月29日号「バック9」より
