
アダム・スコットは28年マスターズまでメジャー大会に出場できることが確実になった
実はツアー選手権では移動の際に愛用のパターが破損し、同じモデルの別のパターを使用。不利に思える状況だったが「感触が良くて結果が出た」と3日目を終え優勝を狙える位置につけた。しかも解説を務めた親友のトレバー・イメルマンから「パッティングのストロークがここ最近では一番良く見える」と言われるほどだった。結果はトップ10にあと一歩だったが、プレジデンツカップの自動出場権を獲得した。
そんなスコット、良いことずくめのように思えるが悲しんでいることもあるという。それは「ほとんどの試合で自分が最年長になってしまったこと」だ。
今夏46歳になった彼は、フェデックスカップ・プレーオフ創設の1年前(06年)にツアー選手権で通算4勝目を挙げた。その頃は最年少に近かったがあれから20年。「時間はもはや僕に味方してくれない」と嘆く。「今は疲労回復が大きな課題。特に夏場は体のリカバリーを優先するため調子が良くても練習し過ぎは避けなければなりません」。だからこそ「どんな試合でもいいから勝ちたい」と20年のジェネシス招待以来のツアー15勝目を渇望している。
ところで、DPワールドツアーのオメガ欧州マスターズでラファ・カブレラ・ベロが航空会社のミスでクラブを紛失。急遽代わりのクラブを探し求めた際、奇跡的にタイトリストのサービスカーでスコットが使っていたアイアン(681・AS)に遭遇した。
直近の試合で予選落ちが続いていたカブレラ・ベロだったが、このアイアンを使って好プレーを連発。「間違いなくアダムのクラブのおかげ。筋肉や脳に記憶があるようにアイアンにも(好プレーの)記憶があるのかな(笑)」本人が知らぬところでスコットが注目を浴びることになった。
※週刊ゴルフダイジェスト2026年9月29日号「バック9」より

