いまツアー仲間の間でウワサになっているのが、梶村夕貴のパッティング。とにかく上手いと絶賛されているのだが、週刊ゴルフダイジェスト10月13日号でその真相はどのようなものか探ってみると、入れ頃外し頃のワンピンパットを一発で沈めるヒントがたくさん出てきた!「みんなのゴルフダイジェスト」でもその一部を紹介しよう。
画像: 「30cmオーバーに打つ」は逆効果!? プロが実践するジャストタッチの合わせ方【ワンピンパット攻略】

解説/梶村夕貴プロ
かじむらゆうき。1992年生まれ。大阪府出身。高校まで野球に取り組みプロを目指していたが卒業と同時にゴルフに転身。18歳からプロを目指した異色のプロだが、昨年はACNツアーで初優勝を飾っている。聰宝会所属。

大事にしているのは良い意味でのアバウトさ

GD ツアーでパットが上手いのは誰? と聞くと必ず梶村プロの名前が出ますよね。

梶村 確かにパッティングには自信を持っていますが、パットだけというウワサもありますけどね(笑)。

GD 感覚派ですか? それともシステマチックに考えるタイプですか?

梶村 本当は感覚派だと思いますが、どうすれば感覚を生かせるかを頭で考えながら試行錯誤してやっています。そのなかで自分なりの答えとして大事にしていることは「タッチ」です。パットはライン読みと距離感の両方が合わなければ入りません。そのために大事なのがタッチです。

GD 具体的にはどういうことなのでしょうか。

梶村 ショートパットでもジャストタッチで入れるということです。よく30センチオーバーに打てと言われますが、自分的にはその言葉が最もダメでした。オーバーさせなきゃいけない、と思った段階でインパクトでパンチが入ってしまいタッチが消えてしまったんです。

GD でもオーバーさせないと入らないですよね。

梶村 それは間違いありません。でもプロのパットってジャストタッチなんです。結果的にオーバーしているだけで、ラインの読み方やイメージはジャストタッチ。僕の場合はオーバーさせなきゃっていう感覚が合わなかったんです。

GD そうなんですね。そのタッチを合わせるためのコツはありますか?

梶村 絶対に真っすぐ打たないといけないと思わないことです。ある程度のアバウトさを常に持つことで力みがなくなり、タッチが出しやすくなります。

1、道具
なるべく軽いモノを使用する

パター自体の重さは軽めのものが好みという梶村。重さがあるパターは反復性が高くなるメリットがある反面、エラー動作を感じにくくなるため。自分が意図的に動かしたものに対してそのまま動いてくれることでストロークに責任感が生まれる。

画像: 軽いパターがいいという梶村

軽いパターがいいという梶村

2、工夫
ボールの線はフリーハンドで描く

ボールとヘッドの上部のラインをアドレス時に合わせて、構えたらあとはそのライン通りに打つことだけに集中。ラインを読んで構えたらその時点で9割は終了。ボールのラインもフリーハンドで自分好みの太さに書くことにある意味でこだわっている

画像: フリーハンドがポイント

フリーハンドがポイント

3、読み方
カップ手前までのライン取りをする

ジャストタッチでライン取りをすると例えばフックラインの場合、ジャストなら真ん中手前から、弱めならカップ左縁、少し強めならカップ右縁からという感じに入り口に幅が生まれる。強めにオーバーだとラインは消せるかもしれないが入り口は狭くなる。

画像: ジャストタッチで狙うと入り口が増える

ジャストタッチで狙うと入り口が増える

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ツアー仲間の間で「パットがとにかく上手い」と絶賛される梶村夕貴プロから、ワンピンパット(約2.5m)を確率高く沈めるための距離感の合わせ方を教わりました。「カップを30cmオーバーさせろ」という教えを愚直に守ろうとしてパンチが入り、タッチが合わなかったゴルファーにとって、“カップまで”届かせるフィーリングで打つジャストタッチこそが、ラインの幅を広げてカップへ導いてくれる最高の味方だったのです!

では、その絶妙なジャストタッチを繰り出し、緊張した場面でも打ち出しと軌道をブレさせないための具体的なストロークとは一体どういうものなのか?

続く【Myゴルフダイジェストの後編】では、梶村プロが導き出した「体を固定して腕で振る(良い意味での手打ち)」という常識破りの身体操作と、プレッシャーを跳ね返す打ち方のコツを大公開します!

●小さく構えて腕をロックしてはいけない!
体を起こして胸を張り、腕とクラブを一体化させて気持ちよく動かすアドレス。
●支点は体の中心ではなく左肩の付け根!
手元を低いまま平行移動させてフォローを低く長く出すインパクト。
●「パッ、パッ、パッ」と口ずさめ!
緊張する場面でも一定のテンポを保ち、迷わず打ち抜くための実戦テクニック。

「手打ち=悪」という固定観念を打ち破り、自信を持ってワンピンパットを沈め切るプロの工夫。あなたのグリーン上の成果が変わるレッスンは、後編に続きます。

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PHOTO/ARAKISHIN THANKS/宝塚高原ゴルフクラブ
週刊ゴルフダイジェスト2026年10月13日号より

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