ボール位置は両足つま先の間に置くこと

原田プロがアプローチのボール位置を説明するための"ボール位置3個板"。ボール位置は両足つま先の間に置くこと
原田 今回は基本となる3種類のアプローチの構え方、打ち方を紹介します。まずはボール位置。スタンスの幅のなかに3個のボールを「真ん中」「左」「右」とボール1個分ずつ位置を変えて打ちます。ゴルフボールの直径は4.267センチメートル。3個並べると12センチ以上になりますね。
GD 12センチの幅で3種類のアプローチを打ち分けるわけですか。
原田 ボールとボールの間は1、2センチ空けるので20センチぐらいまでですね。両足つま先を15~20度ほど少し開いた形をアドレスの基準にすれば、そのつま先のラインの内側にはボール3個が横に並ぶスペースが十分に生まれます。その幅のなかで、一番右、真ん中、一番左、と位置を変化させるのです。

3種類のアプローチのボール位置とアドレス
GD ボール1個分、わずか4センチちょっとの位置の違いだけで、3種類も弾道が変わるのでしょうか。あまり変化がないように思えてしまうのですが。
原田 そんなことはありませんよ。ボール1個分、わずか4センチちょっと位置を変えるだけで、ボールに当たるときのフェースのロフト角が変わります。真ん中を基準にして右に置けばロフトは立ちますし、左に置けばロフトは寝ます。そうすると、ボールが飛び出す角度とスピン量が変わり、転がり方もまったく違ったものになります。このわずか4センチ半の差で弾道が変わるという事実を、もっと信じてプレーしてほしいですね。つま先の外側にボール位置を置くように極端にボールを右や左に置こうとしなくても、このボール1個分の位置の変化が、アプローチの弾道を決定づけるんです。
ランニングは両足つま先の真ん中からボール1個右に置く

ランニングは両足つま先の真ん中からボール1個分右に置く
GD では、その3つのボール位置に応じた、具体的な3種類のアプローチの構え方と打ち方を詳しく教えてください。
原田 ランニングアプローチは、ボールを右足の親指の内側に置きます。これが3個並べたボールの一番右側になります。このときの体重配分は、左足に多くかけます。割合で言うと左足が7、右足が3です。そしてグリップエンドの向きがすごく大切です。ボールに近く立ったら、グリップエンドの延長線が左腰から出るように、ハンドファーストに構え、ロフトが立った状態で、フェース面にボールを直接コンタクトします。使用クラブは7番アイアンからピッチングウェッジです。手前側のエッジやカラーなどにクッションさせて、そこから転がしていく打ち方です。
GD ロフトを立てて、直接クリーンにボールにコンタクトするわけですね。
ピッチエンドランのボール位置は頭の前

ピッチエンドランのボール位置は両足つま先の真ん中、頭の前に置く
原田 2つ目はピッチエンドランです。これは、ボール3個並べた真ん中、つまり頭の前に置きます。ここがクラブ軌道の最下点になります。体重配分は、ランニングより左足体重を少し緩めて左足が6、右足が4の割合でやや左足にかけます。グリップエンドの向きはランニングと同じく、エンドの延長線が左腰から出るようにハンドファーストに構えます。使用クラブはピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジです。スウィングの振り幅はイメージクロックの8時~4時を目安にし、打った後のフォローでフェースを返さないように、構えたときのフェースの角度をしっかりと保ったままストロークします。半分上げて、半分転がしてカップに近づけるアプローチです。
GD なるほど。最下点である真ん中でボールをとらえるのですね。
原田 3つ目はロブショットは次回説明します。






