※基準ヘッドは10.5度、データは実測値です

【試打クラブスペック】●ロフト角/10.5度 ●ライ角/59.0度 ●ヘッド体積/460cc ●価格(税込)/8万9100円※すべてメーカー公表値
ツアーモデル感が増した性能に!
GD 今回は前回に続き、スリクソンの最新シリーズ「ZXi RKTシリーズ」からコアモデルに当たる「ZXi RKTドライバー」を前作と比較しながら、性能を分析していただきます。前回は「ZXi RKT MAX」ドライバーを紹介しましたね。
松尾 そうですね。「MAX」は大きなヘッド慣性モーメント(MOI)で、オートマチックな挙動で飛ばす基本設計は変わらずでした。しかし、前作と比較すると重心が浅く短くなり、低スピン性能にしていました。
GD 「コアモデル」はいかがでしたか?
松尾 「MAX」と同様に、重心設計に変化が見られました。重心距離が前作の45.9mmに対して、今作は44.4mmと1.5mm短くなっています。重心深度は前作は43.0mmと非常に深い値でしたが、今作では40.3mmと標準値に近い部類になりました。
※重心距離の標準値:39.0~40.0㎜
※重心深度の標準値:39.0~40.0㎜

左から前作の「ZXi」。右が今作の「ZXi RKT」
GD なるほど。前作と比較して重心位置の「浅・短化」は、シリーズ共通のコンセプトなのかもしれませんね。
松尾 はい。低重心率(※)を見ると、前作は73.7%と非常に高重心設計でスピンが安定しやすい性能でした。一方で今作は63.6%と標準の部類に。重心が前作よりも浅く、短くなったことで低スピンで鋭く飛ばすモデルになりました。
※低重心率……「重心高さ÷フェース高さ」で求められる指標。標準値は62.0%~63.9%でこれよりも上であれば高重心、下回れば低重心

低重心率が前作よりも低くなり、スピンを抑えて鋭く飛ばしやすくなった
GD ツアーモデルらしい雰囲気が増したわけですね。他のデータはいかがでしたか?
松尾 フェース角が前作同様にオープン1.5度と、ツアーモデルらしいオープンフェースが継続されています。加えてライ角が60.0度のアップライト傾向から、59.0度と標準的な設定になりました。
GD つかまり感を控えめにして、よりボールに対して素直に構えやすくなったわけですね。コアモデルといえば、ヘッドのMOIもある程度を持たせている印象ですがどうでしょうか?
松尾 ヘッドのMOIは前作よりも重心が「浅・短化」されたことで、5140g・㎠(大きい)から4957g・㎠(やや大きい)と少し控えめになりました。
ただ標準値よりも大きいことは変わらず、ミスの許容性は備わっています。またヘッドの操作性を判断できる、ネック軸MOIにも変化があり9001g・㎠から8365g・㎠と、操作性が向上した部分は特徴の一つだと思います。
※ヘッドMOIの標準値:4600〜4799g・㎠
※ネック軸回りMOIの標準値:7000〜7299g・㎠
