
最終日の前半に「29」を出し、20位ジャンプアップの9位タイでフィニッシュした米澤蓮(写真/岡沢裕行)
この日のプレーを振り返った米澤は、「後半がタフなので、前半で伸ばせるだけ伸ばしたいと考えていましたが、1番でいいバーディが来て、すごくいい流れに乗れました。前半で手応えを感じられました。ゲームを進める中で自信もつきましたし。最近、不調だったこともありますが、スコアもよかったですし、ゲーム内容の濃さというものを感じられました。
後半もいいマネジメントはできていたと思います。16番のボギーもあと1ヤード行けばバーディチャンスだったはずで、決して悪いショットではなかったです。そういう意味で、ボギー1個でしのげたのかなと思います。16番はアンラッキーなボギーでしたが、逆に17番はラッキーなパーですごく救われました。18番のセカンドは8番アイアンと7番アイアンで悩みましたが、風があったので7番にして、しっかり打つことができました。
今日は本当に落ち着いてプレーできました。満足度は100点に限りなく近いと思います。これからの試合にもつながると思います」
ANAオープンの最終日に右肋骨を痛めていた米澤は、「試合中は感じないんです。最終日もアドレナリンが出まくっていましたからね。ただ帰れば痛くなりますよ。スイッチが切れたらと考えると怖くなりますね(笑)」とコメントを残した。

最終18番ホールに詰めかけたギャラリーは日本のエース・松山英樹に大きな拍手を送った(撮影/岡沢裕行)
そして日本のエース、松山英樹はフロント9を5バーディ、ノーボギーで折り返すも、バック9は1バーディ、2ボギーとスコアを崩すもトータル9アンダー、21位タイに順位を上げた。松山は3日目に続きいいスタートを切ったと記者に振られると「スタートだけでしたね(笑)」とコメント。
「もう少し上位争いができていたらもっと盛り上がったかなと思います。今年は天気が良かったのでたくさんのギャラリーが来てくれて嬉しかったです。来年以降もこの週だけは晴れてほしいですね。今回は本当に楽しかったです。僕の組が一番ギャラリーが多いってPGAツアーではありえないことなので、特別な嬉しさがありましたね」

ポイントランクを134位に上げた金谷拓実(写真は3日目、撮影/加藤晶)
松山に続く、日本勢3位に入った金谷拓実は5バーディ、3ボギーでスコアを2つ伸ばし23位タイに入った。
「今日はチャンスも多かったし、バーディもたくさん獲れていいラウンドができたと思っています。16番、17番でスコアを落としましたが、やるべきことはやったと思っていますし、結果がそうなっただけです。これからも同じように戦い続けるだけです。来週から5連戦になるので最後まで気を抜かずに頑張りたいです」

後半は2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと崩れた久常涼(写真は3日目の久常涼、撮影/加藤晶)
金谷と同組で回った久常涼は、1イーグル、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーとスコアを伸ばせず41位タイの結果に。
「2番バーディ、4番でイーグルといいスタートでしたが、後半が残念な結果に。長いパットが2、3個入ってはくれましたが、難しかったですね。多くのギャラリーに声援をもらっていたので、もう少しいいプレーがしたかったです」

PGAツアー初参戦で23位タイに入った砂川公佑(撮影/加藤晶)
今大会、PGAツアー初出場となった砂川公佑は、最終日を「70」で回り、23位タイに。同組で回ったジョーダン・スピースについて「いろいろ勉強になりました。アプローチでのワンクッションの入れ方とか、この場面でその番手を使うのかとか、あまり見たことがないイメージで打ってくるので、すごく参考になりました」。
最終日のプレーを振り返ってもらうと「攻めたホールがいくつかあるんですけど、そこがハマらなかったです。前半もボギーにしてしまったり、その辺りが今後の課題です。最終日や上がりホールでスコアをしっかり伸ばしていく。そうじゃないと今後の自分のゴルフにつながらない気がしました、日本開催でのPGAツアーでしたが、出られた意味は大きいし、いい経験になりました。目の前でトップ選手たちの練習を見たり、飛んでいく球の高さや質も見られました。みんなしっかり振り切って球を作っているのが全然違うなと思いました。実際、今の自分がアメリカで通用するかといえば、なかなか難しいとは思うので段階を踏みながら挑戦していきたいです」。(文/畔蒜聡)
