秋の陣も深まり、いよいよランキングの見どころは来季のシード権争いへと突入した。「みんなのゴルフダイジェスト」では最新のメルセデス・ランキングとともに、先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で大躍進を遂げた選手や、今週開催の「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」でシード確保を狙う当落線上の注目選手をピックアップ!

34週目:樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント(武蔵丘GC/埼玉) 10月30~11月1日
35週目:TOTOジャパンクラシック(太平洋C 美野里コース/茨城) 11月5~8日
36週目:伊藤園レディスゴルフトーナメント(グレートアイランドC/千葉) 11月13~15日
37週目:大王製紙エリエールレディスオープン(エリエールGC 松山/愛媛) 11月19~22日
38週目:JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ(宮崎CC/宮崎) 11月26~11月29日

シード権をほぼ確定的にしている選手たちは?

1: 桑木 志帆 3,324.18pts(今季4勝)
2: 佐久間 朱莉 2,245.55pts(今季3勝)
3: 荒木 優奈 1,749.87pts
4: 永井 花奈 1,714.29pts(今季1勝)
5: 菅 楓華 1,616.91pts(今季1勝)
6: 河本 結 1,574.90pts(今季2勝)
7: 吉澤 柚月 1,357.91pts(今季1勝)
8: 鈴木 愛 1,326.61pts(今季1勝)
9: 吉田 鈴 1,253.71pts(今季2勝)
10: 阿部 未悠 1,194.86pts(今季1勝)
11: 髙橋 彩華 1,051.75pts(今季2勝)
12: 小林 光希 1,041.71pts
13: 仲村 果乃 1,022.31pts
14: 神谷 そら 992.15pts
15: 申 ジエ 983.27pts(今季1勝)
16: 安田 祐香 972.91pts(今季1勝)
17: 菅沼 菜々 916.08pts(今季1勝)
18: 藤本 愛菜 915.20pts
19: ウー・チャイェン 888.32pts(今季1勝)
20: 山下 美夢有 875.66pts(今季1勝)
21: イ・ミニョン 870.37pts(今季1勝)
22: 金澤 志奈 806.00pts
23: 木戸 愛 800.65pts
24: 髙野 愛姫 796.60pts
25: 倉林 紅 752.75pts(今季1勝)
26: 宮澤 美咲 701.94pts
27: 政田 夢乃 698.83pts
28: 入谷 響 668.40pts(今季1勝)
29: 小祝 さくら 658.75pts
30: 仲宗根 澄香 633.72pts
31: 青木 瀬令奈 633.16pts
32: 蛭田 みな美 618.11pts
33: 笠 りつ子 611.02pts(今季1勝)
34: サイ・ペイイン 601.75pts
35: 岡山 絵里 595.23pts
36: 古江 彩佳 543.97pts
37: 佐藤 心結 529.25pts
38: 天本 ハルカ 529.11pts

===シード権当確ptsライン(500pts目安)===

39: 竹田 麗央 498.83pts
40: 福田 萌維 492.37pts(今季1勝)
41: 堀 琴音 490.18pts ※45位から4ランクアップ
42: 森井 あやめ 478.86pts ※63位からジャンプアップ・シード圏内浮上
43: 大出 瑞月 476.16pts
44: 岩井 明愛 475.00pts(今季1勝)
45: 加藤 麗奈 453.50pts(今季1勝)
46: 皆吉 愛寿香 447.24pts
47: 稲垣 那奈子 436.83pts
48: 穴井 詩 432.18pts
49: 畑岡 奈紗 432.00pts
50: 都 玲華 415.51pts

===2026年10月25日時点でのシードライン===

51: 永峰 咲希 414.70pts(今季1勝)
52: 藤田 さいき 408.13pts
53: 福山 恵梨 403.52pts
54: 川﨑 春花 379.20pts
55: 山路 晶 369.80pts

===2026年10月25日時点での第1回リランキングまでのシードライン===

56: 川岸 史果 364.97pts
57: 吉本 ここね 364.30pts
58: テレサ・ルー 354.68pts
59: 尾関 彩美悠 337.23pts
60: 山城 奈々 333.33pts
61: 渡邉 彩香 324.96pts
62: 鶴岡 果恋 321.95pts
63: 神谷 桃歌 309.13pts
64: 全 美貞 303.77pts
65: 鳥居 さくら 298.75pts
66: 前多 愛 290.34pts
67: 藤田 かれん 289.96pts
68: 金田 久美子 255.98pts
69: 髙久 みなみ 253.28pts
70: セキ・ユウティン 239.75pts
71: 浜崎 未来 236.06pts
72: 脇元 華 235.77pts
73: 吉﨑 マーナ 228.73pts
74: ささき しょうこ 207.30pts
75: 高橋 しずく 196.90pts
76: 沖 せいら 195.22pts
77: 勝 みなみ 193.75pts
78: 髙木 優奈 188.20pts
79: 大久保 柚季 187.03pts
80: 岩井 千怜 175.03pts

※赤太字はジャンプアップ選手、黒太字は今週の注目選手

シード確保へ猛チャージ! マスターズGCレディースを経て急浮上した2人

過酷なシード権争いのなか、先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の戦いで大きなポイントを上積みし、来季シードの死守へ前進した堀琴音と初シード獲得を狙っている森井あやめだ。

▶堀 琴音(41位:490.18pts / シード権死守へ)
先週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で10位入り、52.75ptsを追加。順位は4ランクアップの41位へ浮上させ、来季フルシード権(50位以内)の確保へ前進した。シード常連の実力者である堀だが、当確ラインである500ptsまでは残り「9.82pts」で、3日間競技である今週で単独31位以内(10pts)に入れば当確に持ってこれる。持ち前の勝負強さを発揮し、このままスッキリと安全圏まで駆け上がりたいところだ。

画像: 堀琴音(撮影/ 岡沢裕行)

堀琴音(撮影/ 岡沢裕行)

▶森井 あやめ(42位:478.86pts / 初シード権なるか)
同じく先週の4日間競技である「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で単独2位に入り、一気に180ptsを獲得する大活躍をみせた森井あやめ。21ランクアップの42位へ急浮上させ、来季フルシード権(50位以内)の圏内へ一気に飛び込んだ。悲願の初シードを狙う森井だが、当確ラインである500ptsまでは残り「21.14pts」で、3日間競技である「樋口久子 三菱電機レディス」で単独19位以内(22pts)に入れば当確に持ってこれる。先週の爆発的な勢いをキープし、さらに躍進するか期待される。

画像: 森井あやめ(撮影/大澤進二)

森井あやめ(撮影/大澤進二)

逆転シードへ待ったなし!「樋口久子 三菱電機レディス」で大躍進を狙うボーダー上の5人

日米共催の「TOTOジャパンクラシック」、エリートフィールドとなる最終戦「リコーカップ」を除き、実質的なフルフィールドは残り3試合とシーズンが佳境を迎えるなか、シード権獲得の当落線上でヒリヒリとした戦いを続ける5人のキーマンに焦点を当てる。

【当確ラインの設定基準について】
シード争いの着地点を見極めるため、本記事では以下の基準を「最終当確ライン」として設定し、各選手の必要ポイントを試算した。

  • フルシード当確ライン(50位以内):500pts
    例年、来季フルシード権を獲得できる絶対条件ラインである500ptsを当確ラインに設定
  • 第1回リランキングまでのシード当確ライン(55位以内):410pts
    過去の最終結果(2024年55位:426.32pts、2025年55位:396.91pts)の推移を鑑み、今期の終盤戦でのポイント積み上げを予測して割り出した目標値

▶都 玲華(50位:415.51pts / シード権死守へ)
現在、フルシード獲得の絶対的ボーダーラインである「50位」ちょうどに位置する都玲華。昨年つかみ取ったシード権を死守すべく、背後から迫る選手たちのプレッシャーを受けながらの戦いが続く。現在50位からの獲得ポイント試算は以下の通りだ。

画像: 都玲華(撮影/岡沢裕行)

都玲華(撮影/岡沢裕行)

①第1回リランキングまでのシードラインの突破条件
必要ポイント:すでに突破(現在の415.51pts)
②フルシードライン(500pts)までの突破条件
必要ポイント: 残り約84.5pts (500pts - 現在の415.51pts)
▶1試合平均で約28.2ptsが必要となる。3日間競技だと「16位(28pts)」、4日間競技だと「21位(28.5pts)」が求められる計算であり、決して気は抜けないハードルだ。まずは次戦でトップ10に食い込むなど、大きなポイントを稼いでシード死守へ望みをつなぎたい。

▶藤田 さいき(52位:408.13pts/ シード死守へ)
ツアー通算6勝を誇る大ベテランの藤田さいき。現在52位と50位以内から弾き出され、シード権喪失の危機に立たされる厳しい戦いを強いられている(なお、「EARTH MONDAMIN CUP」から「ゴルフ5レディス」までを公傷で欠場したため、27年シーズンはトーナメント特別保障制度で開幕から10試合は出場可能)。現在52位からの獲得ポイント試算は以下の通りだ。

画像: 藤田さいき(撮影/大澤進二)

藤田さいき(撮影/大澤進二)

①第1回リランキングまでのシードラインの突破条件
必要ポイント:残り約1.9pts (410pts - 現在の408.13pts)
▶今後の目標条件: 残り4試合と考えると1試合平均で約0.5ptsを稼ぐ必要がある。これは予選通過を果たせば確実にクリアできる数字であり、準シードの確保は目前に迫っている。
②フルシードライン(500pts)までの突破条件
必要ポイント: 残り約91.9pts (500pts - 現在の408.13pts)
▶1試合平均で約30.6ptsが必要となる。3日間競技だと「14位(32pts)」、4日間競技だと「19位(31.5pts)」が求められる計算であり、ベテランの意地を見せてトップ10へ食い込む「一発」を見せてほしい。

▶福山 恵梨(53位:403.52pts / 初シードなるか)
現在53位につけ、悲願の初シード獲得に向けてボーダーライン下からの逆転を狙う福山恵梨。1試合ごとに天国と地獄が入れ替わる極限のサバイバルのなか、勝負の終盤戦を迎える。現在53位からの獲得ポイント試算は以下の通りだ。

画像: 福山恵梨(撮影/岡沢裕行)

福山恵梨(撮影/岡沢裕行)

①第1回リランキングまでのシードラインの突破条件
必要ポイント:残り約6.5pts (410pts - 現在の403.52pts)
▶今後の目標条件: 残り4試合と考えると1試合平均で約1.6ptsを稼ぐ必要がある。3日間競技・4日間競技ともに、着実に予選を通過すれば確実にポイントを拾えるため準シードは目前だ。
②フルシードライン(500pts)までの突破条件
必要ポイント: 残り約96.5pts (500pts - 現在の403.52pts)
▶1試合平均で約32.2ptsが必要となる。3日間競技だと「14位(32pts)」、4日間競技だと「18位(33pts)」が求められる計算であり、終盤戦のどこかでトップ10フィニッシュの大きなポイントが必要な状況だ。

▶川﨑 春花(54位:379.20pts / 復活シードなるか)
現在54位に位置し、シード復帰を目指して背水の陣で挑む川﨑春花。持ち前の爆発力を発揮し、ボーダーラインからの大逆転劇を見せられるか注目が集まる。現在54位からの獲得ポイント試算は以下の通りだ。

画像: 川﨑春花(撮影/岡沢裕行)

川﨑春花(撮影/岡沢裕行)

①第1回リランキングまでのシードラインの突破条件
必要ポイント: 残り約30.8pts (410pts - 現在の379.20pts)
▶今後の目標条件: 残り4試合と考えると1試合平均で約7.7ptsを稼ぐ必要がある。3日間競技だと「35位(7.5pts)」、4日間競技だと「40位(9pts)」なので、予選を通過し着実にポイントを重ねることが必須となる。
②フルシードライン(500pts)までの突破条件
必要ポイント: 残り約120.8pts (500pts - 現在の379.20pts)
▶1試合平均で約40.3ptsが必要となる。3日間競技だと「10位(40pts)」、4日間競技だと「12位(42pts)」が求められる計算であり、特大のポイントを稼ぐトップ10入りの一発が不可欠だ。

▶山路 晶(55位:369.80pts / 復活シードなるか)
現在55位につけ、フルシード当確に向けて猛チャージをかけたい山路晶。残り試合数が少なくなるなか、1打のミスが来季の行方を大きく揺さぶるプレッシャーとの戦いが続く。現在55位からの獲得ポイント試算は以下の通りだ。

画像: 山路晶(撮影/有原裕晶)

山路晶(撮影/有原裕晶)

①第1回リランキングまでのシードラインの突破条件
必要ポイント:残り約40.2pts (410pts - 現在の369.80pts)
▶今後の目標条件: 残り4試合と考えると1試合平均で約10.1ptsを稼ぐ必要がある。3日間競技だと「31位(10pts)」、4日間競技だと「36位(10.5pts)」なので、毎試合中位でのフィニッシュが最低条件だ。
②フルシードライン(500pts)までの突破条件
必要ポイント: 残り約130.2pts (500pts - 現在の369.80pts)
▶1試合平均で約43.4ptsが必要となる。3日間競技だと「9位(45pts)」、4日間競技だと「11位(45pts)」が求められる高いハードルであり、優勝争いに絡むような大躍進が待たれる。

トーナメントもいよいよ残りわずか。1打の重みがかつてないほど増すなかで、シード権という「生き残り」を懸けた戦いはここからさらに激しさを増していく。運命の最終決着まで、彼女たちの執念のプレーを見守りたい。

写真/大澤進二、岡沢裕行、有原裕晶

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