グリーン周りの絶望的な場所からアプローチ。そこに外した自分が悪い。そんなことはわかっていてもなんとか寄せたいのがアマチュアゴルファーの心理。週刊ゴルフダイジェスト11月17日号ではプロでも難しい状況からのアプローチテクニックを掲載。 知っておけば奇跡的なパーセーブができるかも!?「みんなのゴルフダイジェスト」でもその一部をご紹介しよう。
画像: エッジからピンが近い時は“この打ち方”! 入射角を極限まで緩やかにするロブショット【難しい状況からのアプローチ】

解説/宇喜多飛翔
うきたつばさ。2001年生まれ。岡山県出身。大阪学院大時代には『全日本学生』で優勝。2022年にツアープレーヤー転向。今季、ACNツアー『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI』で優勝を飾っている。

ソール全面で地面を擦る

GD グリーンエッジからピンまでの距離が短かったり、落としどころが下りだったりなど、フワッと上げて寄せたい状況の場合、どうやって対応すればいいのでしょうか。

宇喜多 リスクを避けるならワンクッションを使ってピンオーバーでもいいと思って打ちますが、やはりここはフワッと高く上がるロブショットを使います。スピンを入れようとして速く振るとトップとかミスしそうなので(笑)。

GD ゆっくり振るのでしょうか。

宇喜多 スピンは必要ないですからね。特別ゆっくり振る必要もありませんけど、ボールを上げようとして慌てて速く振る必要はありません。とはいえ、難易度はかなり高い打ち方になりますけどね。

画像: ボールは上げようとしない

ボールは上げようとしない

GD 具体的な打ち方のポイントを教えてもらえますか。

宇喜多 スタンスは広めにして、手元をボールより右側にセットします。ヘッドをボールの真下へ横から入れてすくい打つ感覚を出したいからです。アドレスの形をキープしたままフォローまで振り切ればOKです。このとき上から打ち込む意識はゼロです。だからソール面をめちゃくちゃ使う感覚があります。

GD よくバウンスを使うと言いますがそのことですか?

宇喜多 あまり難しく考えず、ただソールを滑らせるというか擦らせるというか。強いて言えば、ソール全体を地面に長く擦り付けて動かす感じで振ればいいと思います。

画像: すくい打ちで“スーパーロブ”

すくい打ちで“スーパーロブ”

Point 1
手元の位置をヘッドより右サイドに保ちながら振る

スピンをかけようとせずに高さを使って重力で止める。そのためにヘッドの入射角を究極まで緩やかにしてボールの真下へ横から入れる。打ち急がずに大きくゆっくり振ることがミスしないコツ。

画像: ゆっくり振ろう

ゆっくり振ろう

Point 2
常にヘッドが先行する形を意識する

ハンドファーストにして上からガツンと打ち込むとスピンは入るが、ボールは上がらずピンをオーバーしやすくなる。ボールをすくうようにしてフワッと高く打つためにはフォローまで手元よりヘッドが先行した形を意識することが大切だ。

画像: ヘッドを先行させる

ヘッドを先行させる

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前編では、ツアーチャンピオンの若き実力派・宇喜多飛翔プロから、ピンが手前ですぐ落としどころがない「激近ピン」を攻略するアプローチを教わりました。スピンをかけようとして上からガツンとハンドファーストに打ち込むことが、ボールが上がらず大オーバーする最大の原因だったのです。手元をボールより右サイドに保ち、ソール全体を地面に長く擦りつけるように横から滑らせる打ち方は、速いヘッドスピードで鋭く振り抜くロブショットのイメージを一変させてくれました!

では、グリーン奥にこぼした絶望的な「超・左足下がり」や、芝が薄く地面が露出したような「荒れ地」、バンカー縁の「砂まじりのラフ」といった難状況から、確実にミスを消してピンに寄せるための具体的な構えと技とは一体どういうものなのか? 続く後編では宇喜多プロが明かす「超クローズスタンス」や「パター感覚のトウ打ち」など、一瞬でピンチを脱出するテクニックを公開します!

●右足のかかとは絶対に浮かせるな!
右足を大きく後ろに引いてヘッドの通り道を確保し、上から下へスパッと振り下ろす「超・左足下がり攻略」

●ボールの近くに立ってトウ側でヒットせよ!
コックを使わずパッティングと同じ等速ストロークで寄せる「ディボット跡&荒れ地対策」

●バンカーショットだと思い込んで強く握れ!
緩んでザックリするミスを防ぎ、砂の抵抗に負けずに振り抜く「砂まじりのラフ脱出術」

プロでもボギーを覚悟する絶望的ライから、奇跡のパーセーブをもぎ取るアプローチの知恵。レッスンは、後編に続きます!

PHOTO/ARAKISHIN THANKS/岡山北ゴルフ倶楽部

週刊ゴルフダイジェスト2026年11月17日号より

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