「VG3」は多少芯を外しても前に飛んでいってくれる
ドライバーは歴代の『VG3』シリーズを使い続けている菊地。昨年から使い続けているモデルは“顔”が好みだという。
「フックフェースは嫌いなんですが、右に逃げるような顔も嫌い。この“真っすぐ”に向いていて、それでいてやさしくつかまるのがいいんです」(菊地)
「ちょっと当たりが薄いなというときでも、いってみると飛んでいることが多い」と菊地。芯の広さが好みだ
トウを逃がさない、平らに近いフェース面とトップラインがスクェア感を出している。ターゲットをとらえやすい顔だ。
「スウィングをいじってつかまえるのは好きじゃない。ノーマルに振って自然につかまるからいいんです」
ディープすぎない適度なボリューム。「ストレートで右に逃げない顔が好き」
機能面でも、絶妙なつかまりやすさが気に入っている。
「つかまった球を打ちたいんですが、無理につかまえるのではなく、オートマチックに適度なつかまりになってくれます。それに、多少芯を外してもちゃんとキャリーが出てくれる。すごく安心感がありますね」

前モデルより少しハード設計というが、ラクに高く打ち出せるやさしさは変わらない
シャフトをフジクラ『スピーダー569エボリューションⅡ』から『Ⅲ』に移行したことも手伝い、飛距離にして平均2~3ヤードは伸びた実感があるという。

歴代のスピーダーを使用中の菊地。「以前より飛ぶようになりました」とのこと
3月のTポイントレディスでは初日から首位を走り、海外勢の連勝を止めた菊地。その後、腰痛棄権もあったが完全復活。「今シーズン後半戦でも優勝狙います」と残り22試合に向けて気合十分だ。

女子プロでは珍しい14本“オールタイト”だ
この記事は、現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト8月号掲載の連載「マイクラブ・マイギアを語ろう!」から抜粋。本誌では、菊地絵理香の浮気心の一切ないかっこいい14本が紹介されているぞ。ぜひ、参考にしたいところだ。