月刊ゴルフダイジェスト6月号。美食ゴルファー養成講座で紹介した五目あんかけ焼きそば。サンマーメンに匹敵する横浜市民のソウルフード…かと思いきや、全国的に超大定番メニューなのですね。担当をしてから初めて知りました。
その発祥は横浜中華街とも本牧とも言われますが、正しくは分からないようです。どちらにせよ、横浜が元祖というのは、元横浜市民としては嬉しい限りですね。
少ない情報量から調べてみると、豚肉やエビ、ニンジン、椎茸などの具を水で溶いた片栗粉でとろみをつけた餡というのは、もともと中国のまかない飯として定番だったようです。とはいえ、これはゴハンの上に乗っけた、、いわゆる「中華飯」というアレです。コイツが元祖で、麺の上にかけたというのは、そのあとだというのが定説なようです。
それは置いておくとして、なんでしょう。死ぬほど食べたくなる! というほどではないものの、たまにじんわり食べたくなってくる「五目あんかけ焼きそば」。決して華やかではないけれど、なくなったら困るメニューの一つ。そんな陰の立役者的メニューを、今回は横浜中華街屈指の名店で食べさせていただきました。
その模様は、6月号をご覧いただくとして、名店3店を取材させていただいてあらためて分かったことは、地方によって、味付けや見た目が結構違うこと。
華正樓さんは北京料理らしく、乾燥食材の香りが特徴。
聘珍樓さんは「医食同源」の広東料理らしく、あっさり優しい味。
萬珍楼さんは広東料理店らしい海鮮いっぱいのアン。
ちなみにこの原稿を書いている今たべているのは、セブンイレブンの「香ばし麺の五目あんかけ焼きそば」です…。いや、結構おいしいんですコレ。