アプローチで欠かせない欠かせない“距離感”。ここにもウェッジの“バウンス”が大きく影響しているとボーケイ氏は語る。今回は、バウンスと距離感の関係についてのお話です。
バウンスを使うから
インパクトが安定する
「距離感がなかなか合わない、という人はバウンスが使えていない可能性が高いんです。上から急角度にクラブを入れて、溝でスピンを利かせて距離感を出す、ちょっと前まではそういう打ち方が優勢でした」
「しかし、新溝規制以降、それではボールが強く打ち出されるだけで、距離感が合わないケースが増えてきたんです」
「一番大事なのは、しっかりバウンスを使うことです。ソールが滑り、ヘッドが前へ進んでインパクトが安定するので、結果的に距離感が合うのです」
(上はジョーダン・スピースのアプローチ。シャフトを垂直にセットし、バウンスを積極的に使って打っている)
「日本では、藤田寛之選手など、40代の選手が何人も活躍していますが、これは溝でスピンをかける時代以前に腕を磨いたからかもしれませんね」
バウンスが使えないと距離感が合わない連鎖が起こる
「ハンドファーストのインパクトだと、インパクトが1点になり難しいために、当たり外れによってスピン量も弾道も不安定になりやすい。結果ランも揃わずに距離感が合いにくい」
「一方、バウンスから当たると、ソールが滑ってインパクトの状態が一定になりやすい。弾道、スピン量が安定するのでランも計算できて、距離感が合うんです」
グリーンとの境目の球をウェッジの刃で打つ
なかなかバウンスを使って打つ感覚がつかめない、という人に、ボーケイさんがとっておきのドリルを教えてくれた。
「バウンスを使う感じをつかむには、グリーンとの境界に止まった球をウェッジの“刃”で打つ練習がいい。ラフの部分でソールを滑らせることになるので、バウンスを使う感覚が身につきます。練習グリーンでぜひ試してみてください」
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