現在、世界ランク2位のローリー・マキロイ。マキロイといえば、平均300ヤード越えのドライバーショットだけでなく、キレのあるアイアンも魅力のひとつだ。「右手の“タメ”がポイントです」と言うのは、2006年に「レッスン オブ ザ イヤー」を受賞した永井延宏プロ。どうやって“タメ”をつくればいいのだろう?さっそく、教えてもらった!
マキロイのアイアンは「ダウンブローで厚く当ててスピンを入れる」
マキロイに限らず、トッププロたちのアイアンショットに共通しているのが、“タメ”のあるぶ厚いインパクト。では、どうやってタメを作っているのだろう?
マキロイがアイアンの練習中に気にしていたのが「右手の角度」。タメは左手で作るものだと思っている人も多いと思うが、実はアイアンスウィングでタメを作るポイントは、右手首にあったのだ。
“右手に角度”を付けて上から押し込んでいく
ポイント 1:右手1本で打ってみる
「フェースが閉じたり、ヘッドを落としてしまうことがないように、右手だけでボールを打ってみましょう。『ボールを押し込む』右手の使い方が身につきます」(永井、以下同)
ポイント 2:右太ももよりも右のボールを打つイメージ
「正面から見て右太ももより右側にあるボールを打つイメージを持ちましょう。振り遅れを防ぐとともに、右手で押さえつけるようにヘッドを鋭角に入れる感覚が身につきます」
ダウンスウィングで右手が下りてくる位置は右太もものあたり。実際にやってみると、かなり低いことが分かるはずだ。
上手く“タメ”を作るために重要なのは「右手」。そのコツさせつかめれば、マキロイのような、ぶ厚くて力強いインパクトが手に入るかもしれない。ぜひ、試してみよう!
(月刊ゴルフダイジェスト2016年8月号より抜粋)