谷原秀人を指導したことでも話題となった飛ばしの専門家・安楽拓也プロ。週刊ゴルフダイジェストの連載「ボールはぼんやり見て打とう。」も大人気となっている安楽プロの飛ばし術。まずは、飛ばすための「構え方」を教えてもらおう。
いかにボールから意識をなくせるか。それが飛ばしのコツ
「正しく構えさえすれば、ボールをじーっと見続けなくても絶対に当たります。目標を2〜3秒見て、顔をもとに戻したら、すぐにテークバックに入る。このときボールはぼんやり見えているぐらいで十分。ボールにピントが合うぐらい見たら、見過ぎ。ボールに当てにいってしまい、スムーズに振れなくなってしまいます」(安楽プロ)
サッカーやバスケットボールなどの球技は、ボールをじーっと見ながら動くと体がスムーズに動かない。ゴルフもおなじで、スウィング中は「ボールはそのへんにあるな」というくらいの意識で十分なのだという。
ポイントは、ボールが飛ぶ方向に顔を向け、一瞬だけ顔をもとに戻したら間髪入れずにスッとテークバックを開始すること。そうすることにより、ボールへの意識が減り、よどみなくヘッドが走ることで飛距離アップにつながるという。それでは、実際に構える手順を見ていこう。
手順1:足を揃えてクラブを真下に下ろす
手順2:足を開く。ボールは左足かかと
手順3:ボールの飛ぶ方向を見る
手順4:自然と右軸アドレス完成。すぐに始動する
このように構えることで、まるで素振りのようにスウィングできるようになるという。「素振りで悪いスウィングをしているゴルファーはいない」とよく言われ、素振りのようにスウィングできれば自ずとナイスショットになり、飛距離が伸びるというわけだ。
(『週刊ゴルフダイジェスト』2016年2月9日号より抜粋)
安楽拓也プロの連載は週刊ゴルフダイジェストに掲載中。飛ばしたいなら、必読だ!