昨年登場し大評判となったテーラーメイドのM1とM2の新モデルが早くも2017年のツアーで勝利を重ねている。2017年のM1&M2は、名器という評価が定まりつつある2016年の同モデルからどう“変化”したのか。新モデルを試打し、旧モデルとの違いをデータで出してみた。

浅く、低く、重いヘッドで力強く飛ばす「M1 460」

まずはM1から見ていこう。試打したデータがこれだ。

画像: 高初速&低スピンを求めた設計

高初速&低スピンを求めた設計

旧モデルと比べると、打ち出し角とスピン量がともに抑えられて、吹き上がらず前へ伸びる弾道になっている。特筆すべきはボール初速。数字が明らかに伸びて、飛距離アップに直結している。また、ミスヒットに強くなり、打感はやわらかく感じられるという。

画像: バックトラックのウェートが重くなり、レールが伸びた(左が新モデル、右が旧モデル)

バックトラックのウェートが重くなり、レールが伸びた(左が新モデル、右が旧モデル)

設計的には前作より重心が浅く、スウィートスポットの位置も低い。それだけ低スピンになりやすく、飛距離アップにもつながりやすいようだ。

左が旧モデル、右が新モデル。見た目の安心感もアップしている

ゆったりとターンして真っすぐ飛ばすM2

続いてはM2を見ていこう。M2といえばテーラーメイドの契約プロのみならず、昨年終盤を契約フリーで迎えたタイガー・ウッズやロリー・マキロイらも使用した大ヒットクラブだ。

画像: 左が旧モデル、右が新モデル。旧モデルはマキロイも使ったことがあるぞ

左が旧モデル、右が新モデル。旧モデルはマキロイも使ったことがあるぞ

つかまって上がる要素をプラスした

画像: スピン量が得られ、安定した弾道に

スピン量が得られ、安定した弾道に

M1のニューモデルが打ち出し角・スピン量ともに減だったのに対し、M2ニューモデルは打ち出し角が高く・スピン量ともに増なのが面白い。より高弾道になったことで、キャリーが伸びている。

画像: 高MI&高めSSで弾道が安定

高MI&高めSSで弾道が安定

と、M1、M2それぞれ違った進化の方向が見えた、興味深い試打となっているこの記事の詳細は、2月21日発売の月刊ゴルフダイジェスト4月号の「2017ドライバー大研究!」をチェック。アマチュアゴルファーが実際に使用した感想や、重心距離や慣性モーメントなどの超詳細なヘッドデータが載っているぞ。

写真/三木崇徳

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