朝イチのティショットを、緊張のあまり豪快に空振りしちゃった! もしかしたらティの高さが私に合ってなかったのかも。次のショットを打つ前に、ティの高さを調整しようとしたら……。
画像: 「さあ、いっくわよー! あああっ!!!」

「さあ、いっくわよー! あああっ!!!」

朝イチのティショットを、思いっきり空振りしちゃった! 「も~う、やだー! 久しぶりだったから、緊張しちゃったわ」「ドンマイ、ドンマイ。落ち着いて次いってみよう!」

画像: 「ティの位置、低いのかも。打つ前に気づいた私、意外と冷静ね♡」

「ティの位置、低いのかも。打つ前に気づいた私、意外と冷静ね♡」

「あれー? もしかしたら、ティの位置がいつもより低いのかもしれない。このままじゃ、次のショットも空振りしちゃうわ。よかった~、打つ前に気がついて。もしかして私、天才!?」

画像: 「もうちょっと高くしようっと」「ええーー!! ちょっと待って」

「もうちょっと高くしようっと」「ええーー!! ちょっと待って」

「よいしょ、もう少しティの位置を高くするわね」

「え!? 待って!! 空振りも1回のストロークにカウントされるから、そのボールはもうインプレーよ。たとえティをさす場所が同じだとしても、高さを変えたらインプレーのボールを動かしたことになるから、1打罰で元に戻さなきゃダメよ」

「そんな~! たしかに空振りはストロークにカウントされるけど、まだティショットを『打って』いないから、インプレーにはならないんじゃない? ティアップの位置や高さを変えてもまったく問題はないはずよ」

さて、2人のジャッジのうち正しいのはどっち?

空振りの後、ティの高さを変えた

  • ティショットの空振りもインプレーでしょ?1打罰で元の位置からスタート!

    プレーヤーがストロークを行った時点で球は直ちにインプレーとなる。空振りもストロークなので、ティアップの高さを変えるとインプレーの球を動かしたことになり、1打罰でリプレースを要する。リプレースせず打った場合は、ストロークと距離の罰のもとにプレーしたことになり、1打罰でプレー続行(裁定18-2/1)。

  • いやいや、まだ『打って』いないからインプレーではないんじゃない?

    プレーヤーがストロークを行った時点で球は直ちにインプレーとなる。空振りもストロークなので、ティアップの高さを変えるとインプレーの球を動かしたことになり、1打罰でリプレースを要する。リプレースせず打った場合は、ストロークと距離の罰のもとにプレーしたことになり、1打罰でプレー続行(裁定18-2/1)。

  • ティショットの空振りもインプレーでしょ?1打罰で元の位置からスタート!
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  • いやいや、まだ『打って』いないからインプレーではないんじゃない?
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週刊ゴルフダイジェスト7月4日号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混)

※2017年6月22日15:00 内容一部修正しました

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