2017年はクラブを一新!「決め手は飛距離」
2016年に華々しくツアー初優勝を飾った時松隆光。さらなる高みを目指すため、2017年の今年はクラブを一新。しかし、新しいクラブを決めるのに、予想以上に時間がかかったという。
「前に使っていたモデルは、基本的に不満はありませんでした。そのため、クラブを替えてもスペックは同じにしています。クラブを替える決め手は、ズバリ飛距離ですね。同じスペックでも前より飛んでいたので、替えることにしました。使い始めて3カ月ほどたちますが、フィーリングはかなり良いです」

フィーリングが良いだけでなく、飛距離が前の使用モデルよりも出たのが決め手となった。球をある程度コントロールできる点も気に入っているというドライバー「テーラーメイド M2」(10.5度)

ドライバーと同様に飛距離がアップ。2打目以降でゲームを組み立てる時松にとって、右腕となる重要なクラブ。3W、5W「テーラーメイド M2」

アイアンのような操作性の高さに加えて、強い弾道が特徴。ロングショットでのストレスを解消してくれるUT。3UT、4UT「Aグラインド DST」
アイアンやウェッジは自分のフィーリングを重視
ドライバー以外のクラブについては、選んだ理由はどこにあるのだろうか。
「アイアンやウェッジは、自分の感覚を重視しています。打った感触、自分のイメージ、実際の弾道がマッチしてくれるクラブでないと、試合で使うことはできません」(時松)

フィーリングを重視してミズノの軟鉄をチョイス。番手ごとにしっかり距離を打ち分けられる。5I~PW「ミズノ MP-66」

アプローチは時松の生命線でもある。フェースに乗る感覚と、スピン性能など、様々な面からこの2本をチョイス。AW「フォーティーン RM-22」、SW「フォーティーン RMウェッジ」

打感は柔らかいが芯をしっかり感じることができるタイプ。距離感を合わせやすくミスヒットにも強いパター「オデッセイ プロタイプix#1」
スウィングに関して独自の考え方と理論を持つ時松だが、クラブに対しては非常に感覚を大事にしていることがわかる。同じスペックにしたとはいっても、微妙な感覚の違いがあり、時松自身も迷う部分があったというが、この新しい14本で2017シーズンはツアー2勝目を目指す!
詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト7月25日号「pro's spec」をチェック!(写真/岡沢裕行)