クラブ契約をしない理由は「自分の感覚を大事にしたいから」
クラブ契約をしていない成田美寿々。その真意はずっとブレることがない。
「クラブメーカーと契約することで、気持ち的にもクラブのサポート的にも楽な部分はあります。でも私は自分の感覚を一番大事にしたい。イメージした弾道が自然に出てくれる、本当に自分にマッチしたクラブを使いたいんです」(成田)

ミドルアイアンでグリーンを真上から狙えるので、厳しいピン位置でも思い切った攻めができるようになったという。アイアン6I、7I「PXG 0311」、8I~PW「PXG 0311T」
そんな成田が今シーズン新しく使用しているアイアンが、PXGだ。米国でも話題のブランドをいち早く試し、そのフィーリングに惚れ込んだ。
「このアイアンは、ミドルアイアンでも球が高く上がってくれるので、2打目で距離が残っても自信を持って狙うことができます。また、ショートアイアンは低めの弾道でスピンが効いて止まってくれます。低く出せることで、風に強くコントロール性がアップします。攻め方の幅が広がったことが、このアイアンを使う最大のメリットだと思います」
ウッドは飛距離よりも、“球の質”にこだわる
ドライバーとフェアウェイウッドはロッディオのプロトタイプを使用している成田。飛距離はもちろん求めるところだが、それよりも球の“質”にこだわっている。ドライバーの好みは、中弾道で前に行く球筋を、フェアウェイウッドには飛距離よりもきっちりボールコントロールできる操作性を求めているのだと言う。

ある程度弾道を上下に操作したいため、小ぶりのヘッドを選択している。ドライバー「ロッディオ プロト」

飛距離よりも操作性を求めているというフェアウェイウッド。3W、5W「ロッディオ プロト」

ソールのフェース側の塗装が完全に取れている。それだけアイアンのように上からボールにコンタクトしていることがわかる。UT「タイトリスト816 H1」(25度)
新たに選び抜いた14本での勝利は、目前に迫っているようだ。
さらに詳しいスペックは、週刊ゴルフダイジェスト8月1日号「pro's spec」をチェック!(写真/小林司)