たまたま外したヘッドカバーが、ちょうどいいアドレスの目印になってくれた! このままティショットを打とうと思ったのだけれど、この行為ってNGなのかしら……?
ティグラウンドに立つ2人。「そろそろ打てそうですよ~」。「よーし、目標はあの辺りを狙って打つわ!」
「左が狭いから、気をつけなくっちゃ!」お気に入りのくまちゃんのヘッドカバーを外し、さっそくアドレスに入ろうとしたところ……。
「ヘッドカバーがちょうどスタンスと平行だわ。いい目印になってくれそう~。さすが私のくまちゃん、応援してくれているのね!」
「ちょっと待ってくださいよー! いま、スタンスを真っすぐ取るためにこのヘッドカバーを利用しましたよね? プレーの線を指示する物を置いたまま打ったら、2打罰になってしまいます。打つ前に動かさないとダメですよ」。
「たまたま置いたヘッドカバーが、ちょうど打ちたい方向と同じだったから、スタンスを取るときに参考にしただけよ。わざとここに置いたわけじゃないから、とくに問題ないと思うけど……」。
さて2人のジャッジ、正しいのはどっち?
アドレスでヘッドカバーを目印に
週刊ゴルフダイジェスト8月8日号「ゴルルとルール。」(監修・小山混、写真・姉崎正)