父と同じ「ミズノ」を使用。思い通りのドローボールが出るクラブが理想
ツアー初優勝は時間の問題とまで言われているほど、ルーキーとは思えない落ち着いたプレーぶりの川岸史果。使用するクラブも、父である川岸良兼と同じ「ミズノ」だ。彼女のこだわりは、いいと思ったクラブはどんどん試し、変化を楽しむことだと言う。
「私の場合、ドローボールが持ち球なので、自分のスウィングがしっかりできたときに、思い通りのドローボールが出てくれるクラブが理想。また、シャフトを65グラムから55グラムに変えたことで、以前よりもしっかりと振り切れるようになりました。シーズンを通して戦うためにもよい判断だったと思います」(川岸)

シャフトを軽くしたことで、ヘッドスピードがアップ。「見た目の安心感があるので思い切り叩けます」(川岸)というドライバー。「ミズノ JPX900」(8.5度)
アイアンのロフトを立てたことで、打ち分けが可能に
ツアー初戦からセッティング自体は変わっていないが、アイアンのロフトを少し立てたとのこと。
「データをとってみると、ドライバーの飛距離に比べて、アイアンが少し飛ばない感じでした。井上透コーチのアドバイスのもと、細かく計測してロフトを立てました。今は番手ごとの距離をしっかりと出せるようになっています」

すべての番手でロフトを少し立てて、きっちり10ヤードピッチで打ち分けられるようになったアイアン。5I~PW「ミズノ MP-59」

アイアン感覚でボールが飛ぶように打てるのが特徴。MPシリーズの打感の良さが川岸の気に入っているポイント。UT「ミズノ MP CLK」(19・25度)

打感がもっとも大事なウェッジは、ボールとの相性も重要。フィーリングを重視してチョイス。ウェッジ「ミズノ T7ウェッジ」(53・58度)
フェアウェイウッドやユーティリティは、飛距離よりもしっかりコントロールできることを重視しており、それは打感や打音にまで及ぶ。女子ツアーでもとくにクラブへのこだわりが強い川岸。今後の活躍がますます楽しみだ。
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(写真/小林司)