2013年以来、優勝からはやや遠ざかっている薗田峻輔。そんな彼は撤退を表明したナイキのクラブをいまだに使い続け、そのクラブでホールインワンも達成した。薗田を支える14本の相棒とは?
今使っているクラブ以上のいいデータが出ないから、クラブは替えない
2016年8月にナイキがゴルフ用具からの事業撤退を発表したのは記憶に新しい。しかし薗田峻輔は今なお変わらずナイキのクラブを使い続けている。そこには慣れ親しんだクラブへのこだわりがあるようだ。
「いろいろなクラブを試してみましたが、今使っているクラブ以上のいいデータが出ていないなら、無理に替える必要はないと思っています。もちろん、顔がよくて決めるということはあるけれど、好みの顔は似た系統になるので、それなら慣れたクラブを使うということになりますよね」(薗田)。
「アイアンはマッスルバックで顔は小さめの方が好きです。フェースの向きはストレートがよくて、かぶって左に行きそうなのは嫌ですね」(薗田)。
フジサンケイクラシック初日の16番パー3で、ホールインワンを達成した。そのとき握っていたのは長年使っている5番アイアンだったのだ。
ボールがフェースに食いつくような感覚がたまらない
小ぶりが好みというのは、ドライバーも同じ。ヘッド体積は440ccとやや小ぶりなものを使っている。「ドライバーは洋ナシ型で、球を潰して打てるようなイメージが湧くのが好き。このドライバーは、打感が柔らかく、ボールがフェースに食いつくような感触と、打音が自分のイメージに合っているんです」
「いいものは長く使い続ける」——ブレない信条とナイキ愛を貫く薗田峻輔。2013年以来の優勝に向け、終盤戦の猛チャージに期待したい。
詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト2017年9/26号「pro's spec」をチェック!(写真/大澤進二)