なんとかバンカーから脱出に成功したけれど、ショットにはイマイチ納得がいかず……。クラブをトントンと砂につけながら今のショットを振り返っていたら、「それってダメなんじゃない?」と同伴者からペナルティの指摘が。あやふやになりがちなバンカー内のルール、もう一度おさらいしておこう!
画像: 「足場をしっかり固めて……と」

「足場をしっかり固めて……と」

ピンまでやや距離があるバンカーショット。ここはしっかり狙っておきたいところ。「ショットを打つ手にも力が入るわ~」。

画像: バフッ!! 「あっ!!」

バフッ!! 「あっ!!」

「うわ~、ちょっと深く入りすぎちゃった! ボールの行方は……?」

画像: 「ウソでしょー! ガーーーン」。

「ウソでしょー! ガーーーン」。

「あ~あ、狙ってたのに。ボールは出ただけなんて……。悔しい~~~!!」「(とりあえず)ナイスアウト―!」

画像: 「けっこう軟らかい砂だったのね……」トントン

「けっこう軟らかい砂だったのね……」トントン

「あれ? いま、クラブで砂に触れたわよね? バンカーから出たボールが完全に止まっていれば問題ないけれど、まだボールは動いているわ。ボールが動いている間はクラブで砂に触れてはダメよ! 残念だけど2打罰よ」。

「たしかにクラブを砂につけたけれど、ボールはバンカーの外に出ているから問題ないはずよ。もしボールがバンカーに戻ってきて、そのときにまだクラブを砂につけていたらペナルティになるとは思うけど……」。

さて、バンカー内でのこの行為、ペナルティになる? ならない?

脱出後、クラブで砂に触れた

  • ボールがバンカーの外にあれば問題ない

    球がバンカー内にあるとき、砂に自分の手やクラブで触れてはならない(規則13-4b)。しかし今回のように、クラブを砂につけた時点で球がバンカー内にあった場合は、たとえ球が動いていても罰はない。ただし球がバンカー内に転がり戻ってきたときにまだクラブが地面についていた場合は2打罰(裁定13-4/35・5)。

  • ボールが動いている間は砂に触れちゃダメ

    球がバンカー内にあるとき、砂に自分の手やクラブで触れてはならない(規則13-4b)。しかし今回のように、クラブを砂につけた時点で球がバンカー外にあった場合は、たとえ球が動いていても罰はない。ただし球がバンカー内に転がり戻ってきたときにまだクラブが地面についていた場合は2打罰(裁定13-4/35・5)。

  • ボールがバンカーの外にあれば問題ない
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  • ボールが動いている間は砂に触れちゃダメ
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週刊ゴルフダイジェスト2017年10/10号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・増田保雄)

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