なんとかバンカーから脱出に成功したけれど、ショットにはイマイチ納得がいかず……。クラブをトントンと砂につけながら今のショットを振り返っていたら、「それってダメなんじゃない?」と同伴者からペナルティの指摘が。あやふやになりがちなバンカー内のルール、もう一度おさらいしておこう!
ピンまでやや距離があるバンカーショット。ここはしっかり狙っておきたいところ。「ショットを打つ手にも力が入るわ~」。
「うわ~、ちょっと深く入りすぎちゃった! ボールの行方は……?」
「あ~あ、狙ってたのに。ボールは出ただけなんて……。悔しい~~~!!」「(とりあえず)ナイスアウト―!」
「あれ? いま、クラブで砂に触れたわよね? バンカーから出たボールが完全に止まっていれば問題ないけれど、まだボールは動いているわ。ボールが動いている間はクラブで砂に触れてはダメよ! 残念だけど2打罰よ」。
「たしかにクラブを砂につけたけれど、ボールはバンカーの外に出ているから問題ないはずよ。もしボールがバンカーに戻ってきて、そのときにまだクラブを砂につけていたらペナルティになるとは思うけど……」。
さて、バンカー内でのこの行為、ペナルティになる? ならない?
脱出後、クラブで砂に触れた
週刊ゴルフダイジェスト2017年10/10号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・増田保雄)