181cmの長身から繰り出す豪快なショットを武器にツアーを戦う永野竜太郎。2017シーズンに初勝利を期待される選手のひとりでもある。そんな彼がシーズン途中にクラブチェンジをしたという。心機一転した14本の新しい相棒とは?
クラブを変える決め手は「数値」だった
発表直後からその性能の高さが高評を得ているピンのニュードライバー「G400」。契約プロの永野ももちろんチェンジ。その弾道を見ると、秋からのビッグトーナメントでの活躍を十分に予感させる。いったいどこが気に入ったのか。
「シーズン中にクラブを変えることは勇気がいることですが、今は計測器があって、数値的に正確なものが出てくれます。それを信じることができるかどうか。プロとしては結果が一番だから、そのときの自分にマッチしていればすぐに替えます。僕の場合、弾道がもともと高いので、それを抑えなければならないドライバーは使えないけれど、このG400はその必要がないんです。もちろんフェアウェイウッドやアイアンでも同じです」(永野)。
では、具体的にどの数値がアップしたのだろうか?
「初速とヘッドスピードがアップしました。上げようとしていないのに、この数値がアップするというのは大きいことです」。
ときには3番アイアンを入れることも。ロングアイアンが武器
「アイアンは顔が命」という永野。構えた時のトップブレードがストレートで、ターゲットに対して正確にセットアップできるというこのモデル。普段は4番から入れているというが、コースによっては7番ウッドに変えて、3番アイアンを入れることもあるという。
数値を重視しながらも、最後は自分のフィーリングや感覚が決め手となる。永野も感覚派で、その辺りのこだわりは譲れないが、今回のドライバーは数値と自分の感覚がマッチしたようだ。今後の活躍に注目が集まる。
詳しいクラブスペックは、週刊ゴルフダイジェスト2017年10/10号「pro's spec」をチェック!
(写真/大澤進二)