ボールの“上下”にヘッドカバーを置いて練習していた
こんにちは! バンキシャM子です。今回練習日に訪れたのは米女子ツアーの中で唯一日本で行われるTOTOジャパンクラシックの会場。世界のトッププレーヤーたちが揃うということもあって、国内外からの記者が集まるんです。
そんな中、ひときわ存在感を放っていたのがミッシェル・ウィ。185センチの長身に、すらりと伸びた足。まるでモデルのようなスタイルで、多くの記者の目を奪っていました。
さて、そんなミッシェル・ウィ。練習場で不思議な練習を始めました。ターゲットに正確に向くため、足元に棒を置いて練習するプロは多いですが、ミッシェル・ウィはボールの上側と下側それぞれにヘッドカバーを置き、クラブが当たらないように打つという練習をしていました。
「つねに同じ打ち方でボールだけをクリーンにヒットする練習ですね。棒と違い、立体的に作られているヘッドカバーでは、少しでもクラブの入りかたがズレてしまうとヘッドカバーに触れてしまいます。日本のプロでこんな練習をしている人は見たことがありませんし、相当シビアな練習だと思います」
そう解説してくれたのは「みんなのゴルフダイジェスト」編集部員でプロゴルファーの中村修。なるほど。プロから見ても難しい練習なんですね。とはいえ、これは我々アマチュアにも効果的だといいます。
「常に同じ軌道で同じ球を打てるということは我々アマチュアにとっても大切なことです。ミッシェル・ウィはヘッドカバーの幅が超シビアですが、球が安定しない人は安全な範囲でヘッドカバーを置いて練習してみるといいと思いますよ」
とのこと。練習場でヘッドカバーを前に飛ばしてしまうと危険なので、周囲の状況には注意が必要ですが、ぜひみなさんもその難しさを体感してみてくださいね!