競技に参加中の2人。1番は右ドッグレッグと難易度が高そうなホール。ティショットの落としどころを決めるのに、スマートフォンを使ってホールのレイアウトを確認したところ、同伴者から注意を受けちゃった! 距離計測器がダメなのはわかるけれど、スマホの場合はどうなるの?

「今日は真剣勝負ね!」「望むところよ!」
競技に参加している2人。「今日こそ白黒はっきりつけるわよ」。「わかったわ、本気を出させてもらうわね!」 お互い闘志をメラメラ燃やしている模様。どうやら好ゲームが期待できそう!

「えーと、1番は右ドッグね」
スタートホールは、ティグラウンドから見たところ右ドッグレッグと難易度の高そうなホール。朝イチの大事なティショットに掛ける思いはひとしおだけれど……。

「左サイドのほうが良さそうね!」
スマートフォンを使って、このホール全体のレイアウトを最終確認してからティショットを打とうとしたところ、「ちょっと! なに見てるの?」と同伴者から物言いがついてしまった。

「え? レイアウトを確認しただけですが……」。
「スマホを見るのは、今みたいにレイアウトをチェックしたり、単に電話として使うぶんには問題ないはずですよ。GPSアプリで距離計測器として使うのは、ローカルルールで認められていない限りダメだと思いますけど……」。
「今日は競技なんだから、どんな電子機器も使うことは認められていないわ。ローカルルールで使用が認められている場合は別だけど、今回は電子機器について触れられていなかったから、使っちゃダメということよね」。
さて、2人のうち正しいジャッジはどっち?
スマホでホール図をチェック
週刊ゴルフダイジェスト11/28号「ゴルルとルール。」より(監修・小山混、写真・姉崎正)