月刊ゴルフダイジェストで連載中の「とがしやすたかのゴルフ調査隊 にっぽんのベスト100を探そう!」。漫画家でゴルフ好きのとがしやすたかさんと月刊ゴルフダイジェスト編集部員が、日本の約2000のゴルフコースの中から「誰もが回れて楽しめる100コース」を探し出そうという企画。今回は、クラブハウスから望む絶景が評判の小田原城CCをご紹介。
海沿いの道路から山道へ入り20分ほど。秘境感たっぷりの道を抜けると見えてくるのが赤い屋根のクラブハウス。
このハウスは、日本のモダニズム建築に影響を与え、門司CCや山梨県の富士CCなどのクラブハウスも設計した「アントニン・レーモンド」による設計。赤い屋根が青空と緑の芝に映えますね。
クラブハウス内のレストランからの絶景を堪能した後は、待ちに待ったラウンド。この日はアウトスタートでしたが、アウトは大きく上がっていって、終盤に大きく打ち下ろしていく展開。朝イチから左OBが浅い打ち上げホールなのは、チーピン持ちには辛いところです。
3番ホールのティグラウンドはご覧のとおりの絶景。というより、このゴルフ場は、そこかしこに絶景が転がっています。
「下界を見下ろしながらのゴルフは気持ちいいな~」
アウト9ホールを上がって「言われてるほど狭くないね~」なんて能天気なことを言っている調査隊一同に「インは打ち下ろしが多くて、狭いわよ~」とキャディさん。たしかに10番ホールティグラウンドからは、フェアウェイの状況が全く見えない“超”打ち下ろし。狙い通りに打てた隊長と担当NはOB……。
そこからは、少しでも曲がるとOBという、神奈川のゴルフ場らしいスリリングな山坂コースを骨の髄まで味わえる展開に。
終わってから隊長のひとこと。
「天気が良くてよかった~!」
実はここ、箱根に近い気候帯にあたるため、濃霧に見舞われる日も多いそう。霧の日は、せっかくの絶景が見れないわ、球の行方は分からないわで結構大変なようです。
とは言え、天気が良い日にラウンドすれば「また来たい」と思うことまちがいなしのコースでした。