月刊ゴルフダイジェストで連載中の「マイクラブ・マイギアを語ろう!」。2018年1月号で紹介されているのは、ホンマ・ツアーワールドカップの2日目で「70」を叩き出し、エージシュートを達成したジャンボこと尾崎将司の14本。
飛ぶと聞けばとにかく試す
ジャンボがピンのドライバーに興味を持ったのは、弟のジェット(健夫)が『G』を使い始めたから。
「一度試そうと思って、スタッフに買ってきてもらったんだよ。『ゴルフ5』だったかな」(ジャンボ)
そのままエースドライバーとなり、2017年に「G400 LSテック」に移行した。
「ボール初速も出るけど“終速”がいいね。落ち際の伸びでランもよく出る」
そのクラブの長さはなんとルールギリギリの47.5インチ。
「今どきのツアーのセッティングだと、280ヤードは飛ばさないとスコアにならない。最近のドライバーのヘッドも持ち球とか関係なく、振り切って飛ばせるものになってきているんだ」
振り切れる曲がらないヘッド
「今の飛ばしの主流はビュン、と速く振り切ること。ローリー・マキロイとか、ジャスティン・トーマスとか。振り切ったほうが曲がらない感じがある」
アスリート用ドライバーの進化も“操作性”より“直進性”。ピンの「G400」シリーズも、その最先端にあるようだ。
「今は体格に関わらず、普通の選手が300ヤード飛ばしてくる。スピーディにビュンと振れたら飛ばせる。自分も今から始めるなら、スポーツ力学とかアメリカの最先端のトレーニング法で、速く振れる筋肉を鍛えるよ」
“心・技・体”ならぬ“体・技・心”が座右の銘は変わらず。70歳でも振り切れる体調を整える努力を、ジャンボは続けている。
現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト2018年1月号ではジャンボ尾崎の14本すべてが語られている。クラブには並ならぬこだわりを持つジャンボが絶賛するクラブの詳細は本誌で確認しよう。
写真/有原裕晶