雨上がりのラウンド。林へ入ってしまったボールを探したところ、泥まみれのボールを発見! 自分のボールか確認しようと拾い上げたところ、片側だけ泥がべったりついていたので、ついていない面を逆にしてリプレースしたら、同伴者から「ちょっと待って!」の声が……。ボールの向きだけを変えた、この行為はあり? なし?

「あ! 私のボールはこれかしら?」
雨上がりのラウンド。打ったショットは林の方へ一直線。落下地点を探してみると、泥にまみれたボールを見つけた!

「確認しまーす!」
「う~ん、このままじゃ泥がべったりついていて私のボールかどうかわからないな。ボール、確認しまーす!」「はーい、了解~」。

「オウンネームが書いてあった!」
「やっぱり私のボールだったわ! (ん? でも、泥は片側にしか付いていないわね……。そうだ! イイこと考えついちゃった!)」

「向きを変えちゃえ~♪」「ちょ、ちょちょちょちょっと、待った―――!!!
「確認のために必要な範囲で泥をふくのは問題ないですけど、リプレースするときには、元の状態になるべく近い状態にしないといけないので、今みたいに泥の向きを変えてボールを置くのはマズイと思いますよ」。
「たしかにリプレースするときはできるだけ元の状態を復元する必要があるけど、ボールの向きまでは元通りにする決まりはないわ。今みたいにリプレースするときに泥の向きを変えて置くのは問題ないはずよ」。
さて、2人のジャッジのうち正しいのはどちら?
泥の向きを逆向きにリプレース
(週刊ゴルフダイジェスト12/5号「ゴルルとルール。」より。監修・小山混、写真・姉崎正)


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