3月1日から開幕したWGCメキシコ選手権。今回は、昨年優勝を飾ったダスティン・ジョンソンに注目。月刊ゴルフダイジェスト編集部・ツアー担当のケンジロウが、練習日のドライバーショットのデータから飛距離の秘密を探る!

数字から読み解く怪物ダスティンの飛距離の秘密

こんにちはケンジロウです。

メキシコシティのチャプルテペックGCからお届けします。

いよいよ今日から試合が始まりました。何といっても注目は世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン。昨年ここで優勝していますからね。優勝候補No.1でしょう。

練習日にそのダスティンのドライバーショットのデータを見させてもらいました。

こんな感じになります↓

ヘッド速度 56.7m/s
初速 84.1m/s
スピン量 2692回転
入射角 3.2度
インパクトロフト 14.9度
キャリー 357.1Y
トータル 380.2Y

まず驚くのがボールスピード(ボール初速)です。なんと84.1m/sですよ。初速が「80」を超えるだけでも凄いのに、「84」まで出ています。

初速が出ているということは、ヘッドスピードが出て、なおかつミート率が高いということ。この数値が出ればでるほど“飛んで曲がらない”ということになります。数値が1上がるだけで約7ヤード飛ぶと言われていますからね。プロは皆この数値とにらめっこしながら、練習を重ねています。

前に松山英樹選手をインタビューしたときに、彼は82m/sぐらいと言っていました。「いつかは85を目指したいですが、でも昨年は無理に初速を上げようとして上手くいかなかった」(松山)とのこと。ダスティンはその「85」に近い数値がでていますからね、初速の数字を「1」上げるだけでも実際のところ大変な作業なんです。

こちらがこの数値を出したときの実際のスウィング写真です。

画像: これがボール初速84.1m/sを生むスウィングだ!

これがボール初速84.1m/sを生むスウィングだ!

スピン量は2692回転とプロの中では少し多いほうですが、フェード系のダスティンですからこのぐらいは許容範囲なのではないかと思います。見ているとだいたい2300~2700回転の間で打っていました。

アタックアングルは3.2度。このアタックアングルは少し幅があって、マイナス(いわゆるダウンブロー)のときもありました。だいたいマイナス1度~プラス3度ぐらいで推移していましたね。コースでもボール位置を微妙に変えたりして入射角を調整しているのではないかと思われます。

そしてキャリーが355.2ヤードで、トータルが383.9ヤード。メキシコシティが高地にあるということを加味してもこの数値は“ヤバい”ですよね。

練習を見ていると、基本的にはつかまったフェードボールですが、時にスライスのような球も出ていました。ひとつ言えるのは、一発も左に行くような球が出ないということ。つかまればフェードになるし、少し振り遅れたらスライスになる。左を怖がらずに目一杯振れるスウィング。振れば振るだけ飛ぶんでしょうね。

こんな怪物がうじゃうじゃいるPGAツアーってホント恐ろしい……。日本からは宮里優作、池田勇太、小平智が出場しています。怪物たちに負けずに頑張ってほしいですね。

写真/姉﨑正

GOLF5

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