スウィングにおいて大事なことのひとつに力感がある。スウィング全体の力感に問題があると、飛距離ダウンにもつながると芹澤信雄プロは言う。そこで、チームセリザワ公式本「芹澤流ならスウィングが変わる」から、スウィング全体の力感について紹介しよう。
体の「右側」ではなく「左側」に力感を持たせよう
スウィングにおいて形以上に大事なものの一つに力感があります。アマチュアの多くは、バックスウィングやダウンスウィングといった体の右側で多くのパワーを使ってしまい、フォローでクラブヘッドを加速することができません。これが「飛距離が出ない」「球がつかまらない」という悩みの原因。力感に問題があるとも言えます。
ボールに大きなエネルギーを伝えるためには、インパクトで最大のパワーを発揮しなければなりません。そうすれば、遠心力も生かすことができます。そのためには、むしろフォローで最大の力を出すくらいの感覚が必要。バックスウィングは3割、フォローは7割くらいの力感でスウィングするようにしましょう。
「芹澤流ならスウィングが変わる」(ゴルフダイジェスト社)より
写真/姉崎正