自分が各番手でどれくらいの飛距離が出るのか把握しておくのは、スコアメークの大前提。しかしトータルの飛距離はわかっても、「キャリーの距離」はわからない、というアマチュアは多いと芹澤信雄プロは言う。チームセリザワ公式本「芹澤流ならスウィングが変わる」から、戦略の基本である自分の飛距離についての話をご紹介。
番手ごとの「キャリーの距離」を確認
各番手の自分の飛距離を知っておくことは、スコアメークの大前提。とくに、キャリーの距離を正確に把握することが大切です。
アマチュアの場合、トータルの距離はだいたいわかっていても、キャリーの距離を知らない人がたくさんいます。
7番アイアンの合計飛距離が150ヤードだとしたら、そのうち何ヤードがキャリーで何ヤードがランなのか、ユーティリティやドライバーではどうなのか。これらが正確にわからなければ、コースで戦略を立てることはできません。
まずは、どこまでキャリーしたのかをしっかり把握し、どのくらい転がるのかを確認してください。ランの距離は番手によって違い、落下地点のライによっても大きく変わってしまいますが、常日頃からボールがどこに落ち、どのくらい転がったかに気を配るようにしましょう。
そして、全番手の基準となるキャリーとランの距離を書き込んだ表を作ってみてください。
「芹澤流ならスウィングが変わる」(ゴルフダイジェスト社)より
写真/姉崎正