今週の木曜日に開幕を控える全米オープン。2018年の全米オープンにPGAツアーのメンバーとして挑むのが、RBCヘリテージでツアー初優勝を挙げた小平智だ。今シーズン飛躍の年になった小平に全米オープンについて語ってもらった。

PGAツアーメンバーとして挑む初のメジャーに「美保は来ません(笑)」

Q:これまでスポット参戦でメジャー大会に出られていましたが、ツアーメンバーとして初めて迎えるメジャーというのはいかがですか?

小平:急に試合が増えましたね(笑)。いや、何の気持ちも変わらないです。スポットで出るのも、ずっとアメリカにいて試合に出るのも気持ちの変化はないです。けれど、ずっと試合に出ていて馴染んでいるので、すんなり試合に入っていけるっていうのはプラスなんじゃないかなと思います。

Q:先週はマンハッタンにいらしたそうですが観光などですか?

小平:4日いたんですが、2日間は小さい頃からの同級生に会って残りの2日はゴルフをしてました。買い物してリフレッシュしてゆったりしていたので、疲れはほぼほぼ取れています。でもリフレッシュしているときもゴルフしたいんですよ。ゴルフのことばっかり考えていました。

Q:リフレッシュの間もゴルフのことを考えているというのは?

小平:やっぱりどうやれば良い球打てるかとかをずっと考えています。だからリフレッシュの間にゴルフを入れたんです。

画像: リフレッシュしている時もゴルフのことを考えてしまうと話す小平

リフレッシュしている時もゴルフのことを考えてしまうと話す小平

Q:全米オープンの試合会場であるシネコックヒルズGCの印象は?

小平:全米オープンに出場するのは2回目ですけど、僕の中の全米オープンのイメージって林間(コース)でラフが長くて、ジャパンオープン(に似ている)ってイメージがありました。でも何でかはわかりませんが、(最近の全米オープンは)全英オープンみたいじゃないですか。去年もそうだし、ジョーダン・スピースが勝ったところ(2015年の開催コース、チェンバーズ・ベイ)も出てはいないですけど、見ていてそうだなと思いました。最近の傾向はリンクス風な感じなのかなって思います。

Q:木がないですよね。

小平:だから1年に2回全英やってるみたいな感覚です。もっとスゴイ木があってというイメージでしたから、また今年もこういうコースなのかっていう......。だからティショットもすごく大事ですけど、全部が大事になりそうと思います。ピンポジによってはグリーンはどこに外してもダメだし、(ドライバーからパターまで)全部が試されるコースだなって思います。気が抜けるホールがひとつもないので、印象的なホールって言ったら全部ってなっちゃいます。

画像: 全部のホールが難しく気が抜けないという

全部のホールが難しく気が抜けないという

Q:前回(2017年、エリンヒルズ)はアプローチしたボールが全部グリーンの外に出てしまうような状況でしたが……。

小平:(今回も)あるんじゃないんですかね。全然あると思いますよ。11番ホールなんてめっちゃやばいですよ。ミケルソンがパター打って出たくらいですから。本番になったらもっとグリーンが硬くなるし速くなるから、そういう光景はいっぱいあるんじゃないですか。だからむやみやたらに攻めてもダメそう。ちゃんと考えて打たないと大叩きしそうですね。あと、(妻の古閑)美保は来ないです(笑)。

写真/岡沢裕行

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