シングル(一桁ハンディ)の上級者とアベレージゴルファーの違いは練習にも表れる。シングルは何発も同じクラブで打つことはしないと、メンタルトレーナー・プロコーチとして活躍する松本進は言う。著書「ゴルフ、あっというまに上達する極意。」から、本番を意識したシングルの練習法についてご紹介。

ギャップの少ない練習を

練習場のシングルは、同じクラブで同じ目標に向けて、何発もショットを繰り返しません。なぜなら、そんな状況はコースでは絶対にあり得ないからです。

本番と練習のギャップをできるだけ少なくするのが賢い練習法です。「練習場シングル」と呼ばれる人とシングルとの違いは、何発も繰り返し打つ練習をするかしないかです。

5球に1回はクラブを変えるようにしましょう。ただしロングアイアンなど難しいクラブは自信を失くしてしまうので使わずに、得意なクラブの範囲で練習するといいでしょう。

画像: 1つのクラブだけを打つのではなく、コースのようにクラブを変えながら練習しよう

1つのクラブだけを打つのではなく、コースのようにクラブを変えながら練習しよう

野球、テニス、卓球だったら1本のバットやラケットしか使いませんが、ゴルフはほぼ毎回、違った長さ、重さのクラブを振らなければなりません。この感覚を慣らしておくために、頻繁にクラブを変えるのです。

できればコースのようにドライバー→8番アイアン→ドライバー→FW→ウェッジなど、1球ごとにクラブを変えるといいでしょう。

これじゃナイスショットの喜びが味わえない?

喜びは練習場でなくコースで味わうことにしましょう。

「ゴルフ、あっというまに上達する極意。」(ゴルフダイジェスト新書)より

撮影/三木崇徳

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