スコア100を切れない大きな要因のひとつに、ドライバーショットでのOBが挙げられる。これがハーフに3つ、4つあるようだと100切りは難しい。それを減らすには練習場でなにをどう練習すればいい?

どのクラブならOBしないかをまず考えよう

よく、「アマチュアはドライバーばかり練習しているから、上達しない」と言われます。たしかに、力一杯ドライバーを振り回しても、ストレス解消にはなるかもしれませんが、なかなかスコアには結びつきません。

ただ一方で、100が切れないレベルのゴルファーにとって、ドライバーはスコアを崩す最大の要因となり得ます。とくに、ゴルフを始めて間がなく、かつ20代、30代でパワーのある男性ゴルファーの場合、ハーフに3つ、4つ、あるいはそれ以上OBが出るということも珍しくないはず。スコア的にも、ボール代という意味でも“痛い”ミスです。

100を切るためには、OBをせめてハーフに1つか2つに抑えたいところです。そのためには練習が必要。なので練習場でドライバーを重点的に打つ。ドライバーばかり打つから上手くならない……そういう負のスパイラルに陥る人も少なくないのではないでしょうか。

そこで提案したいのが、「ドライバー」ではなく「ティショット」を練習することです。同じことじゃないか、と思うなかれ。ティショットに使用するクラブは、ドライバーである必要はありません。3番ウッドでもいいし、極端なことを言えばパターでティショットしたってルール上はなんの問題もありません。

画像: 練習場でどのような練習をするかが大事。ティショットは決してドライバーで打たなくてはいけないというわけではないことを覚えておこう

練習場でどのような練習をするかが大事。ティショットは決してドライバーで打たなくてはいけないというわけではないことを覚えておこう

さて、目の前に崖や池がない限り、パターでティショットすればOBの可能性はありませんよね。ではサンドウェッジならどうでしょうか。ピッチングなら? 9番アイアンなら? ぜひ、自分のバッグの中身を思い浮かべて、一本一本、ティショットするところをイメージしてみてください。

ショートアイアンなら、まずOBはしない。しかし、さすがに飛距離が120や130ヤードだと、セカンドショットが大変。それに、みんながドライバーを持っているなか、9番アイアンをもってティイングエリアに上がるのは勇気が必要すぎる。

かといって、3番ウッドや5番ウッドはドライバーと難易度がさほど大きく変わらない。むしろ、練習量が少ないぶんドライバーよりさらにミスが出たりする。ならば、ロフト角22〜24度程度のユーティリティ(UT)はどうでしょう?

170ヤード前後を飛ばすことができ、ミスの確率もそう高くないUTを、練習場で重点的に練習すれば、ティショットにももちろん使えるし、セカンドショット以降の強い武器にもなってくれます。「これを持てばまずOBは出ない」そう思えるティショット用クラブが一本バッグにあると、コース攻略はものすごくラクになります。

そうはいっても、ティショットではドライバーを持たないと同伴者にカッコがつかないという気もやっぱりしちゃうもの。ならばたとえば1番ホールで「オレは今日1日、ティショットはUTで打つ!」と宣言してみてはどうでしょう? 意外と周りも面白がってくれるかもしれませんし、気兼ねなくUTでティショットすることができるはずですよ。

撮影/アラキシン

※2018年7月10日の記事を再編集しました。

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